日本モレックス、 業界最小パッケージサイズの輸送用車両パワートレイン用途向け 「MX123™防水コネクターシステム」の製品ラインナップを拡充

MX123™防水コネクターシステム

MX123™防水コネクターシステム

2016年2月18日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、過酷環境下での使用が想定される輸送用車両パワートレイン用途向け「MX123™防水コネクターシステム」に関して、新たに4製品を追加し製品ラインナップを拡充した。モレックスのMX123は低レベル信号および高電流負荷に対する設計要件を満たし、エンジンルーム回りの過酷な温度環境および振動環境において高い接続信頼性を発揮するコネクターシステムである。

このたびモレックスではMX123防水コネクターシステムに「66極ストレートヘッダー(31387)」、「66極レバー(嵌合補助)リセプタクル(34822)」、「49極レバー(嵌合補助)リセプタクル(34576)」、「MX64銀メッキ・リセプタクル端子(34736)」の4製品を新たに追加した。

MX123防水コネクターシステムは高い密封性能を発揮する独自のマットシール技術を採用し、端子間隔をこれまで以上に狭めることで業界最小クラスのパッケージサイズを実現している。また、個々のケーブルシールを圧着不要とすることで、ハーネスの組み立てを簡素化する。また本コネクターシステムは振動の激しい車体内部用途に特化したGMW3191仕様に沿って設計されており、加えてIP67/IP68/IP69の各防水仕様、温度クラスIIIの動作温度仕様と、振動クラスIの振動仕様に準拠している。またTPA(端子位置保証機構)およびCPA(コネクター位置保証機構)を統合し嵌合の信頼性を向上することで、過酷な振動環境下でのコネクター外れを防止する。

MX123防水コネクターシステムの主な特徴

  • 端子より背の高い中央壁(センターウォール機能)を配置することで座屈を防止するほか、ブラインドメイトも可能
  • ヘッダー端子フィルターを備えることで、上位統合システムにおける隣接回路間のクロストークを除去
  • 独自の機械的特性オプションと色分けによって、誤ったコネクターを異種嵌合するリスクを排除し、1つのモジュールに複数のコネクターが使用可能
  • PCBテールのカスタマイズ、半田テールおよびコンプライアントピンテクノロジーによって、PCB設計の柔軟性を向上
  • 2つの電線ドレスオプションによって0度および180度の両方向に対応でき、柔軟な配線設計を実現
  • 端子部に貴金属メッキを採用し、過酷な温度および振動環境下でも安定した接触抵抗を維持

本コネクターは、自動車や商用車における各種パワートレイン用モジュール(エンジン・トランスミッション制御)をはじめ、ボディ、内装用機器、安全機構、車体などの用途に適している。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/ind/mx123.html をご覧下さい。