日本モレックス、堅強な取付機構を特徴とする平衡伝送機能付き「2.4/5GHz Wi-Fi PCBアンテナ」を発表

Wi-Fi PCB Antenna2016年2月15日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、高い放射効率と省スペース性を実現し、堅強な取付機構を特徴とする平衡伝送機能付き「2.4/5GHz Wi-Fi PCBアンテナ」を発表した。

2.4/5GHz Wi-Fi PCBアンテナは小型設計(40.95 x 9.00mm)による省スペース性と、デバイス筺体への確実な取付を特徴とするPCBアンテナである。本アンテナ製品は両側面に2ヶ所の取付穴が備えられており、ナットネジでPCBに固定することでデバイス筺体への確実な設置が可能となる。

モレックスの2.4/5GHz Wi-Fi PCBアンテナはダイポール式であり、ケーブル長に関わらず接続中は常に平衡伝送を実現する。本製品はテレコミュニケーションやネットワークをはじめ、各種産業機器、民生機器、医療、自動車といった幅広い産業分野における通信技術用途に適している。

2.4/5GHz Wi-Fi PCBアンテナの主な特徴

– 最小全効率が80%(2.4GHz帯域)および70%(5GHz帯域)の高いアンテナ放射性能

– 平衡伝送機能を備えたグランドプレーン独立型設計アンテナのため、グランド誘発放射の緩和に必要なコストを削減

– 引張力18.0N超の同軸ケーブルを使用することで、アンテナ信頼性と無線機器への接続性を確保

– 小型同軸ケーブルは50~300mmの幅広いケーブル長から選択でき、接続性の拡張による設計柔軟性を最大化

2.4/5GHz Wi-Fi PCBアンテナは、Wi-Fi機器や無線LANなどのテレコミュニケーション/ネットワーク製品をはじめ、M2M通信やスマートメーター、2.4GHz ZigBee IEEE 802.15.4機器、2.4/5GHz ISMバンドシステムやワイヤレスデバイスなどの産業機器、カメラやパーソナルナビ、ワイヤレスインターネットテレビなどの民生機器、遠隔治療や遠隔医療などに用いられる医療機器、Bluetooth機器やインフォテイメントシステムなどの自動車用途といった幅広い産業分野に適している。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/standard_antennas.html をご覧下さい。