Amphenol(アンフェノール)のハイブリッド電気自動車向けコネクタ「MSD」および「mini-MSD」の販売を開始

日本、2016年12月22日 – 電気・電子部品、産業用部品の通信販売会社、アールエスコンポーネンツ株式会社(日本法人本社:神奈川県横浜市、代表取締役:横田 親弘)は、厳格な仕様要求特性が求められるハイブリッド電気自動車(HEV)用に設計された、Amphenol(アンフェノール、本社:米国)の高品質コネクタ2種類「MSDコネクタ」(RS品番:123-5215、123-5216、他全11アイテム)および「mini-MSDコネクタ」(RS品番:123-5200、123-5201、他全12アイテム)の販売を12月22日より開始しました。

MSDとmini-MSDの主要用途としては、プラグインハイブリッド電気自動車(PHEV)の電力供給に用いられるマニュアル・サービス・ディスコネクト(MSD)用の大容量エネルギー貯蔵システムが挙げられます。

Amphenolのハイブリッド電気自動車向けコネクタ「MSD」および「mini-MSD」の販売を開始AmphenolのMSDコネクタは、PHEVの電力供給に高い安全性と信頼性を実現します。本コネクタは、高電圧接点を開放する際、2段レバーを使用して高電圧インターロック・ループ(HVIL)回路を事前に開放し安全性を確保します。また、高圧バッテリー・パックの短絡を防止すると共に、特別なツールを用いることなく内部高電圧バッテリー・パックの電気を遮断できます。さらに本コネクタは、リセプタクルの高電圧導電面に指が入らないフィンガーセーフ設計を採用し、優れた接触安全性を実現しています。

またmini-MSDコネクタは、MSDコネクタをベースとした、より小型で高いコストパフォーマンスを実現します。MSDとmini-MSDのどちらも、2段レバーによるHVILの時間差の接点開放用に2つの統合内部HVILを備えています。両モデルともに取り外しツールが不要で、さまざまな定格のヒューズが選択でき、リセプタクルのフロントおよびリアでの装着が可能です。

世界中の多くの国々では、大気汚染と交通渋滞への対策に追われており、HEVの普及促進にも尽力しています。このためAmphenolはコネクタ専門メーカとして、HEVに向けた標準化されたコンポーネントの開発において大手自動車メーカと密接に協業しています。一例として、Amphenolはインドのタタモーターズと協力し、インド初のハイブリッド電気バスで用いられる高電力相互接続システムを開発しました。

AmphenolのHEV向け製品は堅牢で優れた耐久性を持つ上、振動、湿度、ほこり、塩分、極端な温度といった、さまざまな過酷環境で使用可能です。このほか、MSDコネクタおよびmini-MSDコネクタには、以下のような特長があります。

  • 選択したヒューズに応じてMSDで最高630A、mini-MSDで最高400Aまでの電流に対応
  • 50回超の挿抜数が可能な高耐久性
  • IP67およびIP69K等級の密閉性能(嵌合時)
  • 動作温度範囲は–40°Cから+85°Cで、極端な温度差にも対応する独自の2重チャネル設計

Amphenol製品は、当社オンラインサイト「RSオンライン」(http://jp.rs-online.com)にてご購入いただけます。

また、当社では商品をお客様へ可能な限り素早く届けることに努めており、国内在庫品は通常翌日配達、海外在庫品は通常4営業日配達を行っています。