日本モレックス、小型パッケージで完全絶縁壁構造を実現した2.50mmピッチ「Nano-Fit™パワーコネクター」にSMTタイプを追加

2019年5月13日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、小型でありながら最大6.5Aの高電流に使用可能な2.50mmピッチ「Nano-Fit™パワーコネクター」にSMT(表面実装)タイプのヘッダー製品4種を追加しラインアップを拡充しました。

Nano-FitパワーコネクターにSMTタイプを追加_ライトアングル型今回、追加された製品は、ライトアングル型1列品(105430)と2列品(105405)およびストレート型1列品(105431)と2列品(105429)の4種で、すべてSMTタイプです。

モレックスのNano-Fitパワーコネクターは、隣接端子との間に絶縁壁を設けることで、完全な電気的絶縁性能を確保すると共に、取り扱い時や嵌合時の損傷リスクから端子を保護します。また本コネクターは、端子位置保証(TPA)リテーナーによって正しい位置への端子挿入が可能なほか、TPAリテーナーが独立した2次ロック機能として働くことで、端子の脱落を防止します。

Nano-FitパワーコネクターにSMTタイプを追加_ストレート型Nano-Fitパワーコネクターは、1つのPCB上で同一極数のヘッダーを複数取り扱う場合に発生する組立作業時の誤嵌合リスクを削減するため、極性キーと色分けの二段階での防止機能により、機械的および視覚的に誤嵌合を防止できると共に、組立時間の短縮にも寄与します。

Nano-Fitパワーコネクターの主な特徴

  • 独自の4点接触構造の端子によって電流経路を確保し、長期使用における性能と信頼性を維持
  • 低挿入力端子構造を採用することで、オペレーターの疲労を軽減し、極数の多いアプリケーションを組立てる際の作業ミスを低減
  • ポジティブブロック構造ハウジングの採用によって、クリック音による嵌合確認ができるほか、嵌合後のコネクター外れを確実に防止
  • 独自の端子保持構造とコンタクトリブにより、信頼性の高い接触を維持

Nano-Fitパワーコネクターは、航空宇宙をはじめ、自動車、テレコム、医療、防衛など各種産業や家電業界といった幅広い分野における電源用および信号用接続に適しています。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/nanofit.html をご覧下さい。