日本モレックス、コンパクトながら最大12.5Gbpsの高速データ転送が可能な低背型のメザニンコネクターファミリー「SEARAYおよびSEARAY Slim」を発表

2018年4月3日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、ネットワークやテレコミュニケーションなどの高密度で高速なデータ転送が求められる用途において、実装スペースに制約を受けるアプリケーションに適した低背型のメザニンコネクターファミリー「SEARAYおよびSEARAY Slim」を発表しました。

低背型のメザニンコネクターファミリーSEARAYおよびSEARAY Slimを発表モレックスのSEARAYおよびSEARAY Slimは、基板占有面積を削減しつつ、かつ12.5Gbpsの高速データ転送が可能なメザニンコネクターです。また実装スペースに制約があるアプリケーションにおいては、コンパクトサイズのコネクターを用いた高速データ転送は熱を多く発生させる場合があります。SEARAY Slimコネクターは、本体幅をスリムに設計することでエアフローを改善し、熱管理の課題に対応します。

また本コネクターには、独自の基板実装法であるSolder Charge Technology(ソルダーチャージテクノロジー)を採用しており、信頼性が高く強固な半田接合が可能です。加えて、コネクターの接合に必要な半田付けプロセスが1回で済むという利点があり、工程の簡素化に寄与します。

SEARAYおよびSEARAY Slimメザニンコネクターの主な特徴

  • シュラウド付きの端子ハウジングによって座屈を防止し、嵌合時の端子を保護
  • コネクター両端の堅牢なガイドピンを備えることで正確な位置決めを可能にするとともに、誤嵌合を防止し、ブラインド嵌合にも対応
  • 複数の嵌合高(00~17.00mm)および極数オプション(SEARAY:90~500、SEARAY Slim:40~200)が利用可能で、ロープロファイルのアプリケーションにおいて高速ディファレンシャルおよびシングルエンド性能を提供

本コネクターは、ハイエンドやミドルレンジサーバーなどのデータ/コンピューティング用途、レーダーや形状測定装置などの防衛用途、データ処理や画像処理機器、スキャナなどの医療機器用途、サーバー、ルーターやスイッチなどのテレコミュニケーション/ネットワーキング用途に適しています。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト http://www.japanese.molex.com/product/searay.html をご覧下さい。