日本モレックス、 MX150™ 電線対電線コネクターシリーズに エンジン直載用アプリケーション3種を追加

エンジン直載用アプリケーション用MX150™電線対電線コネクター製品群

エンジン直載用アプリケーション用MX150™電線対電線コネクター製品群

2014年1月27日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、同社の高性能MX150™ 防水コネクターシステムに、乗用車や商用車および建設機器のエンジン直載用コネクターに、低レベル信号および電源用途に対応する新製品3種、「MX150パネル・マウント用コネクター」、「ツイストロック式防水バルクヘッドコネクター」、「バックシェル」を追加し、同製品群を拡張した。これらの新製品はUSCAR-2規格クラス3(-40から+125°C)稼働要件を満たすだけでなく、これらの基準を上回る性能を発揮する。

モレックス、プロダクトマネージャーのAJ・ピルは、「自動車メーカーは、限られたスペース内により多くの電子部品を搭載するという課題に直面しています。シンプルで迅速な組立を可能にする小型MX150防水コネクターシステムは、従来のUSCAR規格コネクターに比べ、より高い性能とパッケージサイズの小型化を実現します。」とコメントしている。

MX150パネル・マウント用コネクターは、ガスケット式の防水技術を採用し、高温かつ堅強さが求められる自動車および自動車以外の用途に適した、シンプルで確実な嵌合と組立、優れた防水性能と電気性能を発揮する。本電線対電線接続システムは、コネクターをケースに取り付けるための統合ネジ穴を特徴としており、ブレードコネクターをケースへ取り付ける際に硬化剤を用いた防水キュアリング処理が不要で、またPCB上の取付位置や方向についても柔軟に対応できる。

MX150ツイストロック式バルクヘッドコネクターは、追加の留め具が不要なためコネクター組立を簡素化できる。リングシール技術が用いられた本製品は、業界要件を上回る性能を発揮する。また独自のツイストロックラッチ設計により、嵌合およびロック時にクリック音、触感および視覚によって確実な嵌合が確認できる。MX150の接触子には錫、金および銀仕上げの製品が取り揃えられている。またプラグとレセプタクルハウジングの一体化によって、個々のワイヤシールの処理やクリンプが不要なためコスト低減が可能である。

MX150バックシェル(保護カバー)は、路上の破砕物や汚染物質に対するコネクターの保護性能を強化する。この新たなバックシェルは、埃、湿気や塵などの汚れにさらされるワイヤハーネスを覆うことで車両における電気系統の問題発生を防止すると共に、ワイヤハーネスを覆い隠すことで、エンジンルーム内の意匠性向上に対するトレンドにも応えるものである。本製品に採用されたシングルヒンジ設計は、ハーネス製造における組立に加えて現場での取扱も容易にする。本バックシェルはIP6K7およびIP6K9K防水規格に準拠しており、さらに高圧噴射に対してはこれら規格を上回る性能を発揮する。

ピルは、「当社の自動車および商用車産業のお客様は、エンジン寿命の長期化について高い基準を定めています。MX150ツイストロック設計は堅牢な相互接続システムであり、エンジン回り、高振動環境、エンジンルームやシャーシといった用途において、優れた電気的および機械的性能を提供します。」とコメントした。

MX150防水パネル・マウント用コネクターは2×6極、バルクヘッドコネクターは2×6/2×8/2×3/2×4極、バックシェルはブレードとレセプタクル共に1×2/2×3/2×6極の製品が取り揃えられている。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/mx150.html をご覧下さい。