日本モレックス、高速起動を実現しIP67規格に対応したPROFINET用I/Oモジュール 「Brad® HarshIO」を発表

PROFINETコンフォーマンスクラスBの認証を取得

高速起動を実現しIP67規格に対応したPROFINET用I/Oモジュール「Brad® HarshIO」

高速起動を実現しIP67規格に対応したPROFINET用I/Oモジュール「Brad® HarshIO」

2012年7月10日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、産業用コントローラーとI/O機器との高い接続信頼性を実現するPROFINET用I/Oモジュール「Brad® HarshIO」を発表した。

Brad HarshIOは、最新のFSU(Fast Start-Up)技術によって高速起動を実現すると共に、IP67規格に対応し過酷な環境下での使用に適している。また本モジュールは、独PROFIBUSユーザー団体(PNO)によりPROFINETの定めるコンフォーマンスクラスBの認証を取得している。

モレックス、グローバルプロダクトマネージャーのエリック・ゴーリーは「Brad HarshIOモジュールはコンフォーマンスクラスBを取得しており、これは本モジュールがPROFINET基準に準拠し、他のPROFINET対応機器と問題無く相互運用ができることを証明するものです。」としており、加えて「本モジュールは、工作機械、自動車、マテリアルハンドリングシステム、充填機や包装機、鉄鋼業などのファクトリーオートメーション用途に加え、ロボットによる正確な繰り返し作業を行う様々な産業用途に最適です。」とコメントしている。

Brad HarshIOモジュールはFSU技術の採用によって卓越した高速起動を実現しており、電源投入から最初の周期的入力を受け取るまでの所要時間を500ms未満とする自動車メーカーの必要要件に適合する。またBrad HarshIOは、ポートステータスメッセージなどのネットワーク機能診断を行うSNMP(シンプル・ネットワーク・マネジメント・プロトコル)やデータの信頼性を向上するMRP(メディア冗長化)プロトコルに対応するほか、工具を用いずに簡単にモジュール交換ができるといった、コンフォーマンスクラスBに求められる全ての要件を満たしている。


Brad HarshIOモジュールの主な特徴:

  • 電源供給系統を入力側(センサー)と出力側(アクチュエーター)で別系統にしたセーフティオートメーションアーキテクチュアに対応
  • I/Oチャネル毎の短絡診断によって異常発見時に安全機能が作動
  • 安全リレーを使用する用途向けに入力/論理接地を分離

Brad HarshIOモジュールは、コードセット、レセプタクル、フィールドアタッチャブルコネクター、イーサネットスイッチ、PCインターフェース、ゲートウェイ、診断ツール、シミュレーションソフトウエアといった幅広いモレックス製品との併用が可能である。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/harshio.htmlをご覧下さい。