モレックス、帯域幅を拡大する次世代アンテナ技術 「MobliquA™ テクノロジー」を発表

帯域幅拡大アンテナ技術「MobliquA™テクノロジー」を用いたアンテナ見本

帯域幅拡大アンテナ技術「MobliquA™テクノロジー」を用いたアンテナ見本

2012年5月21日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、インピーダンス帯域幅を拡大する新たなアンテナ技術「MobliquA™ テクノロジー」を発表した。MobliquAテクノロジーは、モレックスの標準およびカスタムアンテナの設計で実績のある独自の帯域幅拡大アンテナ技術を用いている。このMobliquAアンテナ技術は、携帯電話、スマートフォン、携帯テレビ、産業用途における標準アンテナといったワイヤレスインターフェースアンテナを用いる様々なアプリケーションにおいて、インピーダンス帯域幅を向上する。

モレックス、RFリサーチマネージャーのモーテン・クリステンセンは「この新しい技術は、L型やF型アンテナといった標準的なシステムと比べ、アンテナ体積の増加や放射効率の低下を引き起こすことなく、インピーダンス帯域幅を60~70%向上させることができます。」としており、また「従来のパッシブアンテナは複雑な折れ線形状のメアンダライン構造を用いているため、製造上の公差や機械的特性に制約があります。モレックスのMobliquAテクノロジーは、シンプルな機構で頑丈なアンテナ設計を可能にし、各ビルドサイクル中の再チューニングを最小限に抑えることができます。」とコメントする。

MobliquAテクノロジーは携帯電話、ポータブル電子機器、タブレットやラップトップサイズの端末などに適しており、1つのアンテナ構造でシングルおよびデュアルフィードのRFアーキテクチャを実現可能なマルチ・ユース・プラットフォームを提供する。デュアルフィード設定では、帯域幅拡大機能を維持しつつ最低20dBの入力ポート間絶縁を提供する。これらの絶縁と帯域幅は、異なるRFエンジンにおけるアンテナインピーダンスへの適応を容易にし、電力消費量の削減および電力転送効率の向上に貢献する。

MobliquAテクノロジーの主な特徴

  • アンテナ体積の増加や放射効率の低下なくインピーダンス帯域幅を60~70%向上し、周波数範囲は700MHz~2700MHz
  • アンテナ部品の直接接地と独自のフィード技術を組み合わせることで、フロントエンドのデバイスに優れたESD保護機能を提供
  • 同一アンテナ構造でシングルおよびデュアルフィードのRFアークテクチャをサポートするマルチ・ユース・プラットフォームを提供
  • 一体化されたアンテナリファレンスグランドプレーンによって、周辺コンポーンネントの制約を最小限化し、安定した性能を確保

MobliquAテクノロジーはアンテナ体積内の金属部品の影響に対し、高い電磁波耐性を提供する。またRFの分離および直接接地が可能で、接地コネクターのハウジングのようにアンテナシステムの一部として一体化することもできる。

MobliquA帯域幅拡大アンテナ技術は大手携帯電話メーカーでの採用が始まっている。モレックスのMobliquAに関する詳しい情報は、www.japanese.molex.com/link/mobliqua.htmlをご覧下さい。