日本モレックス、独自の高電流合金と特許取得デザインを特徴とする 「Mini-Fit® Plus HMC」圧着ターミナルを発表

高耐久性を持ち高電流に対応
中容量の電源アプリケーション向け

「Mini-Fit® Plus HMC」圧着ターミナル

「Mini-Fit® Plus HMC」圧着ターミナル

2012年2月29日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、医療機器、家電製品、ネットワーキング、通信機器や電源など端子の頻繁な抜き差しが必要なアプリケーションに理想的な、コネクター用圧着ターミナル「Mini-Fit® Plus HMC(High Mating Cycle:高耐久挿抜性)」を発表した。

Mini-Fit Plus HMCは、モレックスの電線対基板・電線対電線用コネクターMini-FitRシリーズに適用のメス型圧着ターミナルで、最大挿抜回数1,500回という高耐久性を発揮し、1極あたり最大13.0 Aの高電流に対応が可能。細長く、ディンプル(くぼみ)を持った端子デザインは同社の特許によるものであり、製品サイズを同社標準のMini-Fit用ターミナルと同等に抑えたまま、より大きなコンタクト面積および長い有効嵌合長を確保することで、接続信頼性を向上している。

モレックスのグローバルプロダクトマネージャーであるクリス・スリンクマンは、「Mini-Fit Plus HMCは大幅な挿抜回数の向上に加え、コネクターのフットプリントを増加させることなく、通電容量の拡大が可能です。」としており、加えて「既存の競合製品は挿抜回数30回、1極あたり電流9.0 A対応ですが、本製品は挿抜回数1,500回、1極あたり電流13.0 Aを達成できる市場で唯一の製品です。(2012年1月当社調べ)」と話している。

Mini-Fit Plus HMCは、電線対電線および電線対基板で利用可能な3種の電線サイズ(16 AWG、18-20 AWG、22-24 AWG)が取り揃えられている。この圧着ターミナルは既存のMini-Fitリセプタクルとプラグハウジング、Mini-FitおよびMini-Fit Plus HCSヘッダーと組み合わせて使用することができ、モレックスの既存圧着工具と互換性があるため、新たなツールを用意する必要はない。

Mini-Fit Plus HMCの主な特徴

  • 高電流に対応する合金および独自の製造工程で作られた圧着ターミナルは、耐久挿抜回数最大1500回、1極あたり13.0Aに対応し、高い嵌合サイクルが求められる用途に最適
  • 特許を持つ伸長ディンプルデザインを採用し、標準Mini-Fit用ターミナルよりも広いコンタクト面積および長い有効嵌合長を実現
  • 3種の電線サイズに対応し、電線対電線および電線対基板接続が可能
  • 既存のMini-Fitリセプタクルおよびプラグハウジング、Mini-FitおよびMini-Fit Plusヘッダーとの組み合わせでの利用が可能で、他の特別な圧着ハウジングおよびヘッダーは不要
  • 既存のモレックス圧着工具に対応し、追加工具は不要

Mini-Fit Plus HMC圧着ターミナルは、診療機器や画像診断機器といった医療用途、ハブ、サーバーやルーターなどのネットワーキング/通信用途、家電/白物家電用途、デスクトップ/タワー型コンピュータ用途、電源装置用途、自動販売機およびゲーム機器などの幅広いアプリケーションに適している。

詳しい情報は、www.japanese.molex.com/link/minifit.htmlをご覧下さい。