SONGWON Industrial Group、2023年第1四半期の決算を発表

  • 第1四半期の総売上高:2,671億6,700万KRW
  • 売上総利益率は前年同期(4%)比11%減の15.4%
  • 純利益は前年同期(434億2,700万KRW)を下回る106億2,600万KRWで着地

ウルサン・韓国 – 2023512 SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2023年第1四半期の監査後の決算を発表しました。当期の収益は前年同期(3,384億3,300万KRW)比21.1%減となる2,671億6,700万KRWを報告しました。当期の売上総利益率は前年同期(26.4%)比11%減の15.4%となりました。純利益は前年同期(434億2,700万KRW)を下回る106億2,600万KRWで着地しました。

単位は百万 KRW 1 四半期
2023 2022 *
参考
%
売上 267,167 338,433 -21.1%
売上総利益* 41,076 89,236 -54.0%
売上総利益率* 15.4% 26.4%  
営業利益 18,489 57,195 -67.7%
EBITDA 27,124 65,780 -58.8%
EBITDA (%) 10.2% 19.4%  
金利税引前利益 18,742 57,530 -67.4%
EBIT (%) 7.0% 17.0%  
当期純利益 10,626 43,427 -75.5%

* IFRS15 適用による調整を反映し参考のため再記載。

2022年は一年を通して業績が堅調に推移しましたが、想定通りさらなる需要低下の煽りを受け、徐々に減収傾向を辿り、2023年は低調なスタートを切ることとなりました。当期を通してインダストリアルケミカルズ部門とパフォーマンスケミカルズ部門はいずれも依然として続いている地政学的緊張、経済状況の悪化、顧客の在庫調整によりさらに強まるインフレ圧力の影響を受けました。インダストリアルケミカルズ部門の当期の売上は前年同期(2,488億6,500万KRW)比21.3%減の1,959億4,700万KRWを記録しました。パフォーマンスケミカルズ部門も同様に減収基調で推移し、連結売上は前年同期(895億6,800万KRW)比20.5%減の712億2,000万KRWで着地しました。

見通し通り、当期はSONGWONのポリマー添加事業にとって苦戦を強いられる四半期となりました。ロシアとウクライナの情勢およびアジアとの厳しい価格競争が向かい風となっただけでなく、需要の低迷も下向き圧力として作用し、収益が大幅に減少しました。一方で、燃料&潤滑剤事業は価格設定方策を効果的に実施したことが功を奏し、収益が増加し、堅調な業績を記録しました。また、原料コストと配送コストの低下も追い風となりました。コーティング事業では、市場の供給量の増加による需要の落ち込みと値崩れが収益に悪影響を及ぼしました。

スズ中間体事業では、注文量が前年を下回っただけでなく、依然として続くスズ価格の変動により収益にも大きな変動が認められました。しかしながら、中国市場で徐々に売上が伸びているため、来期は増収に転じることを見込んでいます。依然として韓国の建設業界の景気低迷と需要の落ち込みがマイナスに働く中、春節の休暇が追い打ちをかける形となり、当期PVCは苦戦を強いられる結果となりました。対照的にポリウレタン事業部門と熱可塑性ポリウレタン(TPU)事業部門では、安定した価格と原料コストの低下がプラスに働き、受注量が前期を上回りました。また収益性にも前期を上回る改善が認められました。

変動が激しく複雑なマクロ経済環境は今後も依然として続くことが予測されるため、2023年は厳しい一年になることが想定されます。この状況を踏まえ、SONGWONは市場の展開に関する見通しを予測することを控え、今後の展開を注視していく予定です。引き続きグループとして、刻々と変化する市場の現実に適用できる運営および事業体制を確保するため、継続的な戦略を実施し、適切な措置を講じていきます。将来に備え、SONGWONは現在直面している課題を乗り越えることができると確信しています。また、今後も顧客のニーズに的確に応え続けることができる立場をしっかりと確立しており、長期にわたって持続可能な成長を徹底できると確信しています。