ソルベイ、アモデル® PPAの生産能力を増強し、自動車業界の需要増に対応

  • CO2排出量の削減と持続可能な樹脂を求める顧客ニーズに対応

ジョージア州アルファレッタ、20221011日 – ソルベイは、オペレーショナルエクセレンスへの取り組みの一環として、米ジョージア州オーガスタの生産拠点においてアモデル® ポリフタルアミド(PPA)樹脂の生産能力を最大15%増強することを発表しました。今回の生産能力の増強は、製造プロセスの改善によってCO2排出量を削減するとともに、革新的でより持続可能なアモデル® PPAの生産を可能とします。

ソルベイのマテリアルズ・グローバル・ビジネス・ユニットにおいて最も戦略的な製品ファミリーの1つであるアモデル® PPAは、自動車業界で30年以上にわたり金属代替において重要な役割を果たしてきました。自動車産業が電動化に向けて移行を続ける現在、アモデル® PPAファミリーはバッテリー電気自動車(BEV)、電動モーター、パワーエレクトロニクスやバッテリーといった技術領域で利用が進んでいます。

ソルベイで自動車部門のマーケティング責任者を務めるBrian Balenoは「ソルベイは、お客様と社会のニーズに応えるため、生産能力の増強だけでなく、E-モビリティに向けた画期的なアモデル® PPA樹脂の開発や生産拠点における持続可能性にも投資を行っています」とコメントしています。

オーガスタの製造拠点は持続可能性に対する取り組みにおいて大きく前進しており、2013年比でプラントの地球温暖化係数(GWP)を30%削減することに成功しました。現在、同拠点では使用電力の100%に再生可能エネルギーを用いており、CO2排出量削減に向けた大きな一歩となっています。さらに同プラントでは2018年比で、水の消費量を15%、持続不可能な廃棄物を30%、それぞれ削減しています。

アモデル® PPAへの継続的な投資は、PPAと自動車のE-モビリティ移行に対するソルベイの取り組みを示すものです。ソルベイは最近、アモデル® PPA シュープリームアモデル® PPA バイオスの2つの新シリーズを発表しており、これらは電動モーター、パワーエレクトロニクスやバッテリーに対する新たな厳しい要件を満たすように設計された製品です。

10月19日~26日まで独デュッセルドルフで開催されるK 2022のソルベイ・ブース(6ホール・C61)では、ソルベイの新製品開発および持続可能性とサーキュラーエコノミーの推進に向けた同社の取り組みが展示紹介されます。展示会期間中のプレゼンテーション詳細や最新情報については、www.solvay.com/en/k-2022をご確認ください。

アモデル®は、ソルベイ社の登商標です。