SABIC ポーランドの展示会PLASTPOLで 2つの賞を同時受賞した歴代初の企業に

Valox iQ*樹脂、PLASTPOL 2012のBest Material Ingenuity賞受賞、アップサイクルされたポストコンシューマPET水ボトルを使用Valox iQ*樹脂、PLASTPOL 2012のBest Material Ingenuity賞受賞、アップサイクルされたポストコンシューマPET水ボトルを使用[東京] 2012年6月26日 – SABICはポーランド最大の国際プラスチック・ゴム加工の展示会である「PLASTPOL 2012」において、同展16年間の歴史において2つの賞を同時受賞した初の企業となった。今回SABICは、一般の使用済み飲料用PETボトルをアップサイクルしてPBT樹脂に転換することで環境に貢献できるValox iQが「Best Material Ingenuity賞」を、そして、印象的な2階建て130m2のSABIC展示ブース(E-7)が「Best Stand Design賞」の栄誉に輝いた。
SABICのValox iQ樹脂と展示ブースは、5月29日~6月1日、ポーランド・キエルツェでの展示会開催中に、最新の機械と材料技術の進歩を展示した32ヶ国708出品者の中から選ばれた。審査員の一員であるHenryk Zawistowskiは、SABICの快挙について「PLASTPOLが同じ企業に2つの賞を贈ったのはこれが初めてです。これは本当にユニークかつ大きな成功としてSABICを祝福します」と語った。

2階建て130m2の展示ブース、SABICのワンストップ・ショップ・ブランドを表現SUSTAINABILITY + PERFORMANCE(サステナビリティと機能性)をテーマとした同展において、SABICはポリオレフィンと熱可塑性エンジニアリングプラスチックの幅広いポートフォリオから成る材料ソリューションを展示した。SABICのポーランドにおける責任者であるPiotr Kwiecienは「この受賞は、当社材料の深みと幅広さ、革新的なデザイン、応用開発、技術サービスの範囲、そしてますますハードルが上がっているソリューションに関して、どのようにSABICがお客様に長期的で競争的な利益を提供できるかということを実証するものとなります。」と話している。


Valox iQ樹脂が二酸化炭素(CO2)とエネルギー使用量の削減に貢献

Best Stand Design賞とValox iQ*樹脂に対するBest Material Ingenuity賞を掲げるSABIC経営陣使用済みの一般消費廃棄物である飲料用PETボトルをPBTにアップサイクルする最新のリサイクルシステムを駆使したValox iQ樹脂は、通常1週間程度のライフサイクルしか持たないPETボトルをPBT樹脂にアップサイクルすることで、よりライフサイクルが長く耐久性が求められる用途に使用できる高機能樹脂に生まれ変わる。Valox iQ樹脂は、産業廃棄物投棄用の埋め立て地の削減に貢献すると共に、CO2排出の低減、そしてPBT樹脂1kg当たりの製造に必要なエネルギーを49%(PBTバージン材製造との比較)まで削減する。またValox iQ樹脂の他の環境的な利点として、追加コストや揮発性有機化合物(VOC)排出が懸念される2次塗装に代わるカラー成形能力があげられる。同樹脂はエレクトロニクスや自動車用途で広く用いられており、織布、不織布用の柔らかいが弾力のあるモノフィラメント、スフ(ステープル・ファイバー、紡績用の単繊維)、連続フィラメント糸に転換できる。

SABICのスタンドはオランダのTauschが設計、ポーランドのAA Kombikoが設営した。

SABICのValox iQ樹脂の詳細については、www.sabic-ip.comをご覧ください。技術関連のお問い合わせに関しては、次のサイトからご連絡ください:www.sabic-ip.com/prtechinquiry

 

* SABICイノベーティブプラスチックスIP BVの商標です。
SABICはSABICホールディングヨーロッパBVの商標です。