日本モレックス、PROFINETに対応したIP67規格適合のIO-Linkモジュール「Brad® IP67 IO-Linkソリューション」を発表

2017年3月24日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、産業通信用オープン標準プロトコルのIO-Link技術をベースとしたIO-Linkマスター・モジュールとIO-Linkデジタルハブ・モジュールを含めた「Brad® IP67 IO-Linkソリューション」を発表した。

Brad IP67 IO-Link SolutionsBrad IP67 IO-Linkソリューションは工場自動化機械メーカー向けに設計された、汎用性と省コスト性に優れた製品である。PROFINETコントローラを組み入れた複雑なシステムの設計に適しており、スマート・センサやアクチュエータなどのデバイスとネットワークとのフィールドバス接続およびメーカーに依存しない接続が可能となる。

本ソリューションに含まれるIP67 PROFINET IO-Linkマスター・モジュールには、8つのM12ポートが装備されており、各ポートにはIO-Linkマスター・チャネルとユーザーによる設定が可能なデジタルI/Oチャネルが搭載されている。またIP67 IO-Linkデジタルハブには、入出力ポート数の異なる2製品が用意されており、「入力 x 16」もしくは「入力 x 12と出力 x 4」のバージョンが利用可能である。

Brad IP67 IO-Linkソリューションの主な特徴

  • 耐塵、防水および耐振動機能を備え、機械への直接取付によって保護用キャビネットのスペースおよび配線コストを低減可能な上、IP67規格に準拠していることから、保護用キャビネットも不要
  • ワンタッチで接続可能なUltra-Lock™ プッシュトゥロック(特許取得済)を接続システムに採用しているため、迅速かつ安全なコードセットの接続が可能
  • 統合2ポートスイッチによる完全な2系統100Mbpsでのデータ送信が可能で、複数のイーサネットスイッチが不要となるほか、デイジーチェーン配線が可能なことから、設定および運用が簡素化できると共に、コスト低減に寄与
  • 短絡保護機能や診断用LEDランプを内蔵するほか、データの信頼性を向上するMRP(メディア冗長化)プロトコルに対応するなど、優れた操作性を実現

本コネクターは、食品加工機械、マシニングセンター、荷物搬送や郵便物仕分けおよびパッケージングといった産業オートメーションのほか、最終ボディアセンブリやパワートレインといった自動車用途に適している。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/harshio.html をご覧下さい。