日本モレックス、低電流の家電や照明用途に向けコスト低減と作業効率向上に貢献する雌雄同形の「Ditto™ 電線対電線用コネクター」を発表

2016年8月22日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、家電や照明機器など低電流の中継接続用途に向け、コスト低減および作業効率の向上に貢献する「Ditto™ 電線対電線用コネクター」を発表した。

Ditto™ 電線対電線用コネクター(150170シリーズ/150201シリーズ)

Ditto™ 電線対電線用コネクター(150170シリーズ/150201シリーズ)

Ditto電線対電線用コネクターは、2つの同形状のコネクターを上下反転させて嵌合する雌雄同形の相互接続システムである。本コネクターは、オス/メスの区別が無く1種類のコネクターで相互接続が可能なため、作業効率の向上、在庫管理の負担軽減を図ることができ、コスト低減に寄与する。

モレックスのDitto電線対電線用コネクターには、ポジティブロック機構を備えた3.00mmピッチの「150170シリーズ」、同じく3.00mmピッチで国際安全基準(IEC/EN 60335-1第5版)のグローワイヤー試験に適合する「150201シリーズ」、フリクションロック機構を備えた2.50mmピッチの「36877シリーズ」があり、それぞれ2~8極までの製品がラインナップされている。

Ditto™ 電線対電線用コネクター(36877シリーズ)

Ditto™ 電線対電線用コネクター(36877シリーズ)

さらにサブアセンブリー製品として、長さ150mmもしくは300mmワイヤーの片側だけにあらかじめコネクター(36877シリーズ)が取り付けられたピッグテール製品「150207シリーズ」も取り揃えられている。組立済のピッグテールワイヤーハーネスは、端子の圧着および組み込み処理に要する時間を大幅に短縮でき、設計柔軟性とカスタマイズ性が求められる用途に迅速な導入が可能となる。

Ditto電線対電線用コネクターの主な特徴

  • 極性付きハウジングおよびハウジングの上下両面に備えられた2つのポジティブロック機構により、厳しい使用条件下での確実なコネクター嵌合を保持
  • AWG26~20(直径405mm~0.812mm)サイズのワイヤーに適合
  • エンドユーザーの安全と保護を保証するグローワイヤー対応ハウジングが選択可能
Ditto™ 電線対電線用コネクター(150207シリーズ)

Ditto™ 電線対電線用コネクター(150207シリーズ)

本コネクターは、家電、フィットネス機器、ホームエンターテインメント、ホームセキュリティ、ホームオフィスをはじめとする民生用途のほか、屋内外の照明や交通・道路照明、ディスプレイやサイネージに加え、自動車や自動二輪および三輪車などの用途に適している。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/ditto.html をご覧下さい。