日本モレックス、乗用および商用車向けに 高機能でコンパクトな防水コネクターシステム 「MXP120™」を発表

MXP120™防水コネクターシステム

2015年2月9日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、乗用および商用車の過酷環境に対応し、スペース要件の厳しいインラインハーネス用途において従来の1.50mmシステムからの代替が可能な防水コネクターシステム「MXP120™」を発表した。

MXP120防水コネクターシステムは1.20mm端子を採用した4.00mmピッチの接続システムで、車載用途で広く用いられている1.50mmターミナルシステムを代替でき、安全対策やハーネス用途で一層の省スペース化が求められる乗用および商用車メーカーに最適なシステムである。MXP120は1.50mmシステムに比べてコネクターインターフェイスおよびパッケージサイズを小型化しており、また0.64mmシステムと比べ電流容量およびアセンブリーの堅牢性に優れている。本コネクターシステムはUSCAR規格に準拠し、小型パッケージサイズながら最大500V DC/13Aの高電力に対応する。

MXP120防水コネクターシステムの主な特徴

  • 周辺シールを備えたシングルワイヤーシール(SWS)接続システムにより、高圧洗浄にも対応
  • AKおよびUSCARインターフェイスに適合し、全世界のさまざまな市場で使用可能
  • 1列4極以上のメスリセプタクルには長シュラウド(4極未満は短シュラウド)を搭載し、嵌合時のコジリによるコネクターオスピンの損傷を防止
  • メスレリプタクルには独立二次係止め(ISL)、オスブレードコネクターには一次係止め補強(PLR)を採用し、効果的な端子位置決めと端子不完全挿入を検知
  • メスリセプタクルにラッチ保護ブリッジを採用し、実装時と輸送時のラッチ損傷を防止。またロッキングラッチは嵌合時のクリック音により確実な嵌合をサポート

本コネクターは、乗員補助拘束装置(SIR)、安全拘束システム(SRS)、シートベルトプリテンショナー、エアバッグー(ハンドル/サイド/カーテン)などの車載安全システムに加え、ほとんどの防水ハーネス用途に最適である。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/120sealedconnections.html をご覧下さい。