日本モレックス、商用車の電気化推進に向け 「Imperium™高電圧/高出力(HVHC)コネクターシステム」を発表

商用車における最も厳しい衝撃・振動条件に対応し、優れた電源性能を発揮するコネクター

Imperium™ 高電圧/高出力(HVHC)コネクターシステム

2014年6月12日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、現在商用車が直面する最も過酷な衝撃および振動条件下においても、高信頼性を発揮する高電流/高電圧対応ソリューションとして「Imperium™ 高電圧/高出力(HVHC)コネクターシステム」を発表した。ハイブリッド車や100%電気商用車に適した本コネクターは、1端子あたり最大1,000V/250.0Aに対応すると共に、優れたシールド性能と電流密度を提供し、商用車や電化システム設計に寄与する。現在、本製品は直径8.00mmと11.00mmの2タイプが展開されており、今後は順次ラインアップを拡大し、顧客個別の用途に対応していく。

モレックス、ニュープロダクトデベロップメントマネージャーのリッチ・ベンソンは、「排出ガスと燃料消費量を大幅に削減するハイブリッドおよび100%電気商用車は、環境保護に大きく貢献します。ハイブリッドおよび100%電気商用車が今後も成功していくには、先進の電化技術が不可欠です。モレックスは、こうした要望に応えるべく、過酷環境下においても高信頼性で安全に電源供給可能な製品を開発しました。」とコメントした。

Imperium HVHCシステムは、MX150™ 高電圧インターロック回路(HVIL)クリンプターミナルを特徴とし、抜去時の高圧アークを回避し、作業者の安全強化に寄与する。またグランドタブ付のクローズドループ方式360°シールドは、EMI(電磁干渉)とRFI(無線周波干渉)を軽減し、車内通信の信頼性向上に寄与する。同時にヘッダー面をシールドしているため機器製造における接地作業の簡素化にも貢献する。一体化した(プラグとレセプタクル共に)コンタクト部は、抵抗を低減することで電源損失の低下を防ぎ、防水についてはIP6K9Kに準拠しており、過酷環境での嵌合保護に寄与する。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/imperiumconnectorsystem.html をご覧下さい。