日本モレックス、従来製品よりもデータ転送速度を150%向上した 高速ドッキングコネクター「Plateau HS Dock+™」コネクターシステムを発表

さらなる高速データ転送速度へのニーズを満たすと共に、優れたデジタル信号特性を発揮

高速ドッキングコネクター「Plateau HS Dock+™」コネクターシステム

高速ドッキングコネクター「Plateau HS Dock+™」コネクターシステム

2014年3月25日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、ますます進化を続けるネットワークおよび無線機器市場において、さらなる高速データ転送速度へのニーズを満たすと共に、優れたデジタル信号特性を発揮する高速ドッキングコネクター「Plateau HS Dock+™」コネクターシステムを発表した。Plateau HS Dock+高速ドッキングコネクターは、メッキ処理を施した樹脂製ハウジングを採用することで、優れたデジタル信号特性(SI)性能を発揮するほか、複数オプションを取り揃えていることで用途に応じた設計柔軟性を提供する。

モレックスのPlateau HS Dock+はディファレンシャルおよびシングルエンド用途に向けに開発された高速ドッキングコネクターであり、独自のPlateau Technology™(金メッキハウジング)が用いられている。この完全遮蔽(シールド)されたコネクターはPCB実装用コンプライアントピンを備えており、4種の嵌合レベル(ファーストメーク/ラストブレイク)に適応可能である。また本高速ドッキングコネクターシステムは、低嵌合力、ガイド機能、多種のコネクター高さに対応、水平位置もしくは反転水平位置で嵌合可能、といった特徴を持ち、PCBブレード(オプションカード)やPCBミッドプレーン(ホスト)用途に適している。

またPlateau HS Dock+は、PCBに実装するプレスピンを小型化、嵌合部の終端スタブを短くすることでインピーダンスを厳密に管理、などによって性能向上を図っている。これらに加えて、プラグハウジングのシュラウドにスロットとリブを追加することで10GHzでの挿入損失とリターンロスを50%向上する上、追加のグランドピンや低ハウジングのスタンドオフはクロストークとリターンロスを10GHzで30%低減する。

モレックス、プロダクトマネージャーのジョン・ホルバは、「この新しいコネクターは高性能なシステムでの使用において、高速で電気的ロスが少なく、コネクターのニーズに柔軟に対応できる上、旧タイプのコネクターとの互換性も保持しています。」とコメントしている。

Plateau HS Dock+は、データ、テレコム、航空宇宙および防衛、そして産業といった用途向けに開発された高速ドッキングコネクターで、最大25Gbpsのデータ転送速度を発揮する。ホルバは、「最大データ転送速度が10Gbpsであった既存のPlateau HS Dock?コネクターに比べ、新製品であるPlateau HS Dock+はこれを150%向上しています。」とコメントした。

モレックスの製造施設は、ISO9000およびISO14000を取得している。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/hsdock.html をご覧下さい。

Plateau Technology、Plateau HS Dock、Plateau HS Dock+、およびHS Dock+は、Molex Incorporatedの商標です。