日本モレックス、 車載用電子機器に向け 連結可能なライトアングルヘッダ製品「HS Stac™ ヘッダ」を発表

業界標準USCAR-30インターフェースを採用した高速データバスHSAutoLink™製品群と、連結可能で多目的に使用可能なStac64™コネクターシステムを組み合わせたヘッダ製品

連結可能なライトアングルヘッダ製品「HS Stac™ ヘッダ」

連結可能なライトアングルヘッダ製品「HS Stac™ ヘッダ」

2013年5月27日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、USCAR-30インターフェースに準拠した高速データバスHSAutoLink™ 製品と、連結可能で多目的に使用可能なStac64™ コネクターシステムを組み合わせた、連結可能なモジュラー型ライトアングルヘッダ製品「HS Stac™ ヘッダ」を発表した。この0.80mmピッチHS Stacヘッダは、車載インフォテイメントやテレマティック機器に用いられるPCB(プリント回路基板)接続において設計柔軟性の向上と省スペース化に貢献する。

モレックス、グローバルプロダクトマネージャーのローラン・スティッケールは、「車載機能の拡張は、すなわち、機器やモジュールに対応する端子数の増加を意味します。HS Stacヘッダは高額な開発費用をかけることなく、容易にカスタムメイドのマルチベイ集合ヘッダを構成でき、I/Oと高速信号を組み合わせることが可能です。またHS Stacヘッダは、コスト削減や組立工程の簡素化に加えて、設計柔軟性の向上と省スペース化を可能にします。I/O接続にStac64システムを検討されている、もしくは既に使われているお客様は、直ぐにでもHS Stacヘッダをご利用いただけます。」とコメントした。

自動車産業の業界標準インターフェースであるUSCAR-30は、USB 2.0、低電圧差動シグナリング(LVDS)やイーサネットなどの高速データ技術を採用しており、インフォテイメント、テレマティック機器、カーオーディオやナビゲーションシステム、ドライバー支援電子モジュールといった用途で利用されている。HS Stacライトアングルヘッダは、USCAR-30インターフェースに対応したモレックスのHSAutoLinkを、堅牢で連結可能な構造にパッケージしたものであり、既に多くの実績を持つモレックスのStac64ヘッダと互換性を持つ。HS Stacはこうした設計によって、独自のマルチベイや高速接続システムを構成でき、自家用および商用車用途において要求が高まる車載端子数の増加に対応するものである。

HS Stacヘッダは、既存のHSAutoLinkケーブルアセンブリーと嵌合し、完全な接続ソリューションを提供する。本製品はインフォテイメント、テレマティック機器、カーオーディオ、ナビゲーションシステムやドライバー支援電子モジュールといった車載用電子機器に最適である。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト http://www.japanese.molex.com/link/hsstac.html をご覧下さい。