日本モレックス、 高速データ通信用途に向けたPODケーブルアセンブリー製品 「VersaBeam™シリーズ」を発表

光通信機器の標準規格GR-1435に対応した初のケーブルアセンブリー

VersaBeam™ PODケーブルアセンブリー

VersaBeam™ PODケーブルアセンブリー

2012年10月4日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、エクスパンドビームコネクターの新たな製品シリーズ「VersaBeam™」を発表し、同シリーズ製品の第一弾として「VersaBeam POD(パラレル光学モジュール)ケーブルアセンブリー」の販売を開始する。

VersaBeamは、米アバゴ・テクノロジー社のMicroPOD*およびMiniPOD*パラレル光学モジュールと嵌合する低背、エクスバンドビーム、12芯のPODケーブルアセンブリーである。本ケーブルアセンブリーは、通信機器業界で求められるTelcordia(テルコーディア)規格のGR-1435に対応した業界初の製品であり、ジャケット無しリボンファイバータイプに加え1.80mmジャケット付き丸型ケーブルタイプが用意されている。

VersaBeam PODケーブルアセンブリーは独自の垂直嵌合を特徴とし、高密度プリント基板上のスペース節減を可能にすると共に、基板上における冷却効果(エアフロー)と効率的な配線(リボンケーブル管理)の最適化に貢献する。モレックス、グループ・プロダクト・マネージャーのトム・シルツは「当社は、アバゴ社との密接な協力によって、通信規格に適合した光ケーブルと光学モジュールをコネクターで嵌合しただけでなく、高速データ通信およびコンピューター市場における次世代アプリケーションに対応可能なエアフローとケーブル管理を最適化することができました。」とコメントしている。

VersaBeam PODケーブルアセンブリーは、モレックス製フロントパネルやブラインドメイト光バックプレーンコネクターと嵌合できるため、様々なシステムアーキテクチャーに対応可能な高密度コネクターの選択肢を大幅に拡大する。例えば、多芯の光ファイバーを一括接続可能なMTフェルール(24、48および72芯)を用いることで、HBMT™(High Density Backplane MT Interconnect System)、アレイコネクターや丸型MTコネクターといったモレックスの高密度コネクターと接続することができる。モレックスは本製品の供給に関し、基準を満たした複数の製造施設を保有しており、次世代アプリケーションに対応可能な量産体制を整えている。

本ケーブルアセンブリーは、ルーターやスイッチなどの電気通信用途、高性能コンピューティングなどの高速データ通信用途、IC試験などの高速試験装置などに最適である。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト http://www.molex.com/link/versabeampod.htmlをご覧下さい。

MicroPOD* および MiniPOD*は、Avago Technologiesの商標です。