日本モレックス、データラインと電力供給ラインを一体化した、8極タイプの 「Brad® Micro-Change® M12丸形ハイブリッドテクノロジーコネクター」を発表

Brad® Micro-Change® M12 CHTコネクター

Brad® Micro-Change® M12 CHTコネクター

2012年5月9日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、Cat5eデータ通信ラインと電力供給ラインを一体化した同社製「Brad® Micro-Change® M12丸形ハイブリッドテクノロジー(CHT)コネクター」システムに8極(4 + 4)タイプの新製品を追加した。本コネクターは、2系統のツイストペア・データラインと最大6アンペアまで対応可能な4本の電力供給ラインを統合したもので、配線時のケーブル数を削減すると共に、設置時間の短縮化や取り付けコストの低減化に貢献する。

モレックスのBrad Micro-Change M12 CHTコネクターは、M12丸形ネジカップリングデザインを採用した8極タイプのコネクターで、Cat5eデータ通信ラインと電力供給ラインを一体化することでサイズの小型化が図られている。電力供給とCat5e信号との最適な信号整合性を確保し、信号伝達時にクロストーク干渉やEMI(電磁干渉)の影響を受けない設計となっている。

モレックス、プロダクトマネージャーのテッド・シャーコフスキーは「IP67(防水・防塵規格)に準拠するオーバーモールド成形を施したMicro-Change M12 CHTコネクターは、産業分野での過酷な環境においても信頼性の高い接続を提供します。このため産業プロセスや自動化コントロール、HVACコントロールシステム、テレコミュニケーションのインフラや基地局といった用途に加え、電源とデータを1つのデバイスに組み込む必要のある過酷な環境で使用されるアプリケーションに最適です。」とコメントし、さらに「Micro-Change CHTコネクターに採用している当社独自のシールドはM12型だけでなく、お客様のニーズやご要望に応じてM16型やM23型へも対応していきます。」と付言した。

Brad Micro-Change M12 CHTコネクターの主な特徴

  • データと電力供給に個別の配線が不要となるため設置時間と関連コストを削減可能
  • コードセットにオーバーモールドされたオス-オスのCHTケーブルコネクターを用い、IP67防水構造によって密閉性を備えた高い接続性を保障すると共に、張力緩和機能も提供
  • カップリングナットおよびリセプタクルシェルにニッケルメッキを施した黄銅を用い、耐食性の厳しい環境でも適合性を保証

本コネクターは、監視カメラや視覚システムなどのデータ通信用、自動化制御やHVACコントロール、生産用セル、プロセスコントロールなどのファクトリーオートメーション用、鉄道や地下鉄、テレマティックスなどの運輸用といった用途に最適である。

詳しい情報は、弊社ウエブサイトwww.molex.com/product/cht.html をご覧下さい。