キーパー・セキュリティ、パスワードを使わず簡単に認証可能なパスキーのサポートを発表

  • キーパー・セキュリティのブラウザ拡張機能およびデスクトップアプリがパスキーの保存に対応し、これまで以上に安全なウェブサイトへのログインが可能に

日本・東京、202369 – パスワード、特権アクセス、シークレット、リモート接続の保護に向けてゼロトラストおよびゼロ知識アーキテクチャを活用したクラウドベースのサイバーセキュリティソフトウェアを提供するKeeper Security APAC株式会社(アジアパシフィック本社:東京、CEO・共同創業者:Darren Guccione、以下「キーパー・セキュリティ」)は、同社が提供するプラットフォーム内でパスキー(Passkey)のサポートを開始することを発表しました。パスキーはKeeperボルト内で保存および管理され、すべてのデスクトップウェブブラウザとオペレーティングシステムで、ウェブサイトやアプリケーションへの簡単なログインに使用されます。パスキーは、家族やビジネスチームでの共有も可能です。

パスキーは従来の認証方式よりも使い勝手が良く、フィッシング耐性も高いため、対応するウェブサイトやアプリにシームレスかつより安全にログインが可能となります。2022年に初めて発表されたこのパスワードレス技術は、World Wide Web Consortium(W3C)とFIDO Allianceによる業界標準に基づいて構築されており、Apple、Google、Microsoft、Paypal、eBayなどによって支持されています。

キーパー・セキュリティのCTO兼共同創業者であるCraig Lureyは、「キーパー・セキュリティは、個人や家族および企業に対して最もシンプルで安全なログイン方法とアカウント保護を提供するため、常に革新的な取り組みを続けています。ユーザーエクスペリエンスを向上させながらユーザーのデータを保護することは、キーパー・セキュリティにとっての最優先事項です。パスキーがパスワードのない未来に一歩近づく中、キーパー・セキュリティは、従来のユーザー名とパスワードを含めたさまざまなログイン方法と並行して、パスキーの安全な使用をサポートするとともに、それらの保存やあらゆるプラットフォームでの使用を実現する安全な手段の提供に取り組んでまいります」と話しています。

パスキーは、パスワードを入力せずにアカウントやアプリにログインできる暗号鍵であり、携帯電話やタブレット端末、コンピュータなどに格納されたデジタル版のキーカードと言えます。Apple、GoogleおよびMicrosoftはOSにパスキーサポート機能の組み込みを始めていますが、一方でウェブサイトやアプリケーションについては、それぞれの開発者がサインインフローにパスキーサポート機能を組み込む必要があります。パスキーは対応しているウェブサイトやプラットフォームでのみ機能するため、キーパー・セキュリティではパスキーの利用が可能な最新リストをユーザーに提供するためパスキーディレクトリを作成しています。

キーパー・セキュリティが提供するブラウザ拡張機能は、パスワードベースのログインと同様に、パスキーの保存と自動入力が可能です。パスキーをチームメンバーと共有するといったパスキーの管理機能は、Keeperウェブボルトとデスクトップアプリケーションから利用できます。Keeperブラウザ拡張機能とKeeperボルトは、近日中にこの新しい機能が自動的に更新されます。また、ユーザーの皆様は今すぐプレビューリリース版をご利用いただくこともできます。Androidデバイスについては、今年後半にリリースされるAndroid 14に合わせてパスキーに対応する予定です。なおAppleは、サードパーティ製パスワードマネージャーのパスキー対応について計画を発表していません。