クラリアント社 新たな顔料で色域を拡大

  • ノンインパクト印刷向けインクジェットおよびトナー専用製品を網羅する製品レンジ
  • 色域を拡大する新たな顔料を紹介

2018年5月21日、ムッテンツ発 – スペシャリティケミカル分野の世界的リーダーの一社であるクラリアント社は、デジタル印刷業界において高まりつつあるお客様のニーズに応えるべく、新たな顔料で色域を拡大し、デジタル印刷向けインク/トナー用顔料、染料、加工顔料用分散剤の製品レンジを拡大致します。

インクジェットインク用顔料の新製品2種を発表クラリアントは、これまでにもインクジェットインクやプリントの色彩を豊かにする数多くのソリューションを提供してきました。しかし今回、「Ink Jet Magenta E-S VP6057」と「Ink Jet Orange GR VP6102」の2つの新製品を導入し、その色彩の範囲をさらに拡大いたします。製品名が示すように、両製品ともインクジェットインク用顔料となります。また水性インク、溶媒系インク、UV系インクに使用することができます。いずれの顔料も優れた耐光性と耐候性を備えており、屋外・屋内のさまざまな用途に使用することができます。またカチオン含有量が少なく、優れたインク安定性や信頼性の高い印刷性能に必要な要件も満たしています。

Ink Jet Magenta E-S VP6057は青みが強いマゼンタ顔料であり、優れた流動特性と長期の粘度安定性を備えています。その特徴は、非常に高い透明度と超微粒子、シャープな粒径分布にあります。その非常に優れた流動性と鮮明な色合い(高彩度)が組み合わさることにより、現在市販されている他のPR122グレード(キナクリドン顔料)を上回る品質を実現しています。

Ink Jet Orange GR VP6102は、デジタルインク専用に設計されたピグメントオレンジ43グレード顔料としては唯一の市販品となります。あらゆるオレンジ顔料のなかでも最も鮮明にオレンジ色を発色する顔料の1つです。

クラリアント顔料ビジネスユニット、日本のマーケティング&セールス長である宮谷隆義は「従来のCMYK4色システム(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)で表現できる色域には、若干の制限がありました。そのため現在では、印刷用の顔料を増やす傾向が高まっています。オレンジ、さらには緑や紫を追加して色域を拡大すれば、特にグラフィックアート(フライヤー、パンフレット)や包装材(ラベル、食品パッケージ)での注目をさらに集めることができます。」と述べています。

クラリアントでは、さまざまなデジタルパッケージ印刷用ソリューションに関する情報をご提供しております。ソリューションにはインク用顔料の他、ラベル/包装材向け液体トナー用顔料も含まれます。また短期間のデジタル出版印刷用カラーソリューションもご提供しております。クラリアントでは、あらゆるプロセスカラーとシェーディングカラーを生産しています。

クラリアント顔料ビジネスユニット NIP&カラーフィルターのグローバルテクニカルマネジャーRüdiger Baur は、「クラリアントは、ノンインパクト印刷を構成する様々な要素で使用される専用品を全世界の市場に提供しています。その製品には、Duasyn SF(無塩)精製インクジェットグレードや加工顔料であるHostacopy、インクジェット用分散体であるHostajet、電荷制御剤(CCA)の他、一部地域向けのトナー用焼成シリカが含まれています。」と、語っています。

「事実、クラリアントは、インクジェット印刷用着色料・分散剤を最も豊富に取り揃えている企業の一つです。当社ではお客様による最先端のインクジェットインク製造を可能するとともに、最終的にはエンドユーザーと消費者が期待するイノベーションを常に実現するべく、現在と将来の市場ニーズに基づいて製品を開発しています。」