- 生産性向上と環境対応の両立をめざす
日精樹脂工業株式会社（本社：長野県埴科郡坂城町、代表取締役社長：依田穂積）とそのグループ会社であるNegri Bossi S.p.A(本社：イタリア・ミラノ)は、2025年10月にドイツ・デュッセルドルフで開催される世界最大級のプラスチック・ゴム産業展「K2025」に出展し、次世代射出成形機とスマートファクトリー対応技術を発表します。今回の展示では、環境負荷低減・高効率成形・IoTによる成形現場のスマート化を軸に、欧州市場を見据えた最新技術を紹介します。
■ 注目の展示技術
◆ 電気式成形機NOVA5e360T-H1540 [型締力：3530kN]
-キューブモールドによる高効率・低環境負荷成形を実現-
欧州Plasdan社製のキューブモールドを活用し、食品容器の蓋と本体を1台で同時成形。
成形工程の合理化と材料ロスの削減を両立。
サーキュラーエコノミー実現に向けた、環境配慮型成形技術の提案として実演展示。
◆ハイブリッド式成形機 NOVA CANBIO110T-H320 [型締力：1080kN]（参考出品）
-欧州市場向けの油圧サーボ機新型モデル、環境対応と高品質を両立-
ハイブリッド式成形機に独自の低圧成形技術「N-SAPLI™」を搭載。
PETG30%のランナー粉砕材混合での安定成形を可能にする新型スクリュを採用。
独自のハイブリッドポンプシステム「X-Pump®」により省エネ・長時間保圧、直圧型締機構による金型保護と長期安定稼働を実現。
◆ IoT・スマートファクトリー対応技術
成形現場のDXを支える独自のIoTソリューション
・成形機がHUBとなり周辺機器と連携する「N-constellation™」、OPC-UA通信による各種周辺機器及びMES（製造実行システム）との連携。
・成形条件の最適化を支援する「MeltMaster®」「AEモニタ（参考出展）」による可塑化診断および材料替え時の条件自動設定機能。
・二次元バーコードを活用した成形管理システム「N-QR Scan™」、波形・モニタデータのリアルタイム収集と遠隔モニタリングを可能にする「PQ Manager™」などを実演する。
■ その他の展示機（概要紹介）
電気式成形機NOVA5e110T-H230
・電気式成形機NOVA5e110T-H230[型締力：1080kN]：0.3mm厚薄肉成形品を標準機で成形可能にする独自技術を活用した新成形工法の実演。
・電気式成形機NOVA5e180T-T590[型締力：1765kN]：標準機を用いたリサイクル材のサンドイッチ成形。
・電気式成形機NOVA5e50T-H100[型締力：490kN]：優れたクリーン性能と注射針キャップの微細ハイサイクル成形の実演。
電気式成形機NEX30V-1EN1
・電気式成形機NEX30V-1EN1[型締力：294kN]：マイクロモールディング専用機による超精密成形の実演。
【展示会情報】
会期：2025年10月8日（水）〜15日（水）
会場：ドイツ・デュッセルドルフ
小間番号：15C22
出展機種：電気式・ハイブリッド式成形機 計6機種