スイスビット、高信頼性かつ安定的に高性能を発揮するPCIe Gen4 SSD「A1200」を発表

日本・東京、2025年2月5日 – 産業向けフラッシュストレージとセキュリティソリューションを手掛けるスイスビット(日本法人:スイスビットジャパン株式会社、東京都新宿区、代表取締役 友森 健一郎)は、PCIeポートフォリオの最新製品として「A1200」を発表しました。PCIe Gen4 M.2 SSDは、高性能でミッションクリティカルなアプリケーションの要求を満たす上で不可欠な、安定した性能、低レイテンシおよびデータの整合性に重点を置いた設計がとられています。スイスビットのA1200は、負荷が高く継続的かつ持続的な書き込み処理に最適化するTLCダイレクト・ファームウェア・アーキテクチャを採用することで、高い信頼性と持続的な性能を提供します。また、本SSD製品は、8チャネルのDRAMベース・コントローラを搭載しており、低レイテンシとGen4本来の性能を発揮します。A1200は、M.2 2280フォームファクター(ヒートシンクの有無を選択可)で、ストレージ容量は480GB、960GB、1.92TBの3種が取り揃えられています。これらSSDの動作温度範囲は0°C~70°Cです。また、A1200に加えて、より広い温度範囲(-25°C~85°C)に対応する「A1000」も新製品として提供されます。

スイスビット_高信頼性かつ安定的に高性能を発揮するPCIe Gen4 SSD_A1200を発表オートメーション、ロボティクス、データ分析、エッジコンピューティングといったさまざまなアプリケーションにおいて、安定した書き込み性能と低レイテンシを実現するストレージソリューションの必要性がますます高まっています。これらの要素は、信頼性の高いデータ記録やリアルタイム処理に加え、全体的な運用効率を確保する上でも極めて重要です。スイスビットのA1200は、安定した書き込み性能と低レイテンシを実現するSSDとして、業務の最適化や生産性の向上、より高い性能レベルの達成に寄与します。

PCIe Gen 4.0インターフェースを備えたA1200のデータ転送速度は、シーケンシャルアクセスの場合、最速6,000MB/秒(リード)および1,800MB/秒(ライト)を実現します。ランダムアクセスの場合は、それぞれ最速80万(リード)および6万(ライト)IOPS(Input/Output per Second)の性能を発揮し、高速データ処理が求められる高負荷な用途に理想的な選択肢です。

eTLC NANDテクノロジーによって構築されたA1200の耐久性は、5年間で1 DWPD(Drive Write Per Day、1日あたりのドライブ書き込み回数)超の値を示します。このため、A1200は書き込み負荷の高いアプリケーションに最適で、長期にわたる耐久性と信頼性を提供します。また、本製品はTCG Opal 2.0、AES256暗号化、セキュアブート、暗号化消去(Crypto Erase、CE)といったセキュリティ機能によって、確実なデータ保護を実現します。さらに、A1200は最大64のネームスペース(名前空間)を作成可能なため、エンタープライズ環境におけるデータ管理の柔軟性を高めます。

より信頼性を高めるため、本SSD製品には、小型で長寿命を特徴とする高品質のタンタルコンデンサを使用したスイスビット独自の電源損失保護(PLP)機能であるパワーセーフ(powersafe)が搭載されており、電断時のデータ保護機能によってデータ損失を最大限に保護し、電源が不安定な状態でもデータの整合性を保ちます。

 発売予定

A1200とA1000は、ストレージ容量480GB、960GB、1.92TBの3製品が2月末から販売開始されます。これらはそれぞれヒートシンク有/ヒートシンク無の製品がお選びいただけます。