SONGWON Industrial Group、2025年第2四半期の決算を発表

  • 当期の連結売上: 2,654億800万KRW
  • 当期の売上総利益率: 14.6%
  • 当期純利益: 14億8,100万KRW減

ウルサン・韓国 – 2025818 – SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2025年第2四半期および2025年上期(2025年1月1日~2025年6月30日)の決算を発表しました。当期、当グループの連結売上は、前年同期(2,735億2,100万KRW)比3.0%減の2,654億800万KRWで着地しました。今年度累計の連結売上は、前年6月時点での年度累計連結売上(5,292億7,300万KRW)比2.2%増となる5,411億6,100万KRWとなりました。依然として続く利益率への圧力に加え、韓国で年初に下された最高裁判決に伴う人件費の上昇が足枷となり、当期の純利益は前年同期(105億7,500万KRW)から14億8,100万KRW減、2025年上期(2025年1月1日~2025年6月30日)の純利益は前年同期(172億3,700万KRW)から33億7,600万KRW減となりました。当期の売上総利益率は14.6%で、2025年上期(2025年1月1日~2025年6月30日)の売上総利益率は14.7%となりました。

単位は百万KRW 2四半期 6月までの累計
2025 2024 % 2025 2024 %
売上 265,408 273,521 -3.0% 541,161 529,273 2.2%
売上総利益 38,627 45,168 -14.5% 79,370 84,302 -5.9%
売上総利益率 14.6% 16.5% 14.7% 15.9%
営業利益 8,592 16,417 -47.7% 19,529 28,547 -31.6%
EBITDA 18,066 25,794 -30.0% 40,023 48,009 -16.6%
EBITDA (%) 6.8% 9.4% 7.4% 9.1%
金利税引前利益 7,818 15,904 -50.8% 19,361 27,533 -29.7%
EBIT (%) 2.9% 5.8% 3.6% 5.2%
当期純利益 -1,481 10,575 -114.0% 3,376 17,237 -80.4%

 

SONGWONの事業部門は当期も引き続き、第1四半期から続く厳しい状況に見舞われました。世界的な需要の低下、地政学的な不確実性、主要な地域において依然として続く利益率への圧力が厳しい市場環境の一因となりました。一部の原料では、原料価格の安定がみられたものの、お客様の買い控えが続き、いくつかの製品セグメントにおいては需要が供給を下回ったため、依然として状況の回復が見込めない状態が続きました。当期インダストリアルケミカルズ部門の売上は、前年同期(2,068億1,600万KRW)比7.6%減の1,910億2,300万KRWとなりましたが、2025年上期(2025年1月1日~2025年6月30日)の売上は、前年同期(3,996億100万KRW)とほぼ横ばいの3,991億5,200万KRWで着地しました。一方、堅調な業績で当期を締めくくったパフォーマンスケミカルズ部門の売上は、前年同期比11.5%増の743億8,500万KRWとなり、2025年上期(2025年1月1日~2025年6月30日)の売上は前年同期比9.5%増の1,410億900万KRWとなりました。

当期インダストリアルケミカルズ部門は苦戦を強いられましたが、世界的な需要低下、競争の激化、依然として続く価格の圧力に起因する厳しい市場環境において予測通りの業績を達成しました。需要の落ち込みと特にアメリカの関税措置を中心とする地政学的な不確実性がマイナス要因となり、添加剤事業部門の売上高は前年とほぼ横ばいに推移する結果となりましたが、全体的には期待通りの業績を達成することができました。燃料&潤滑剤事業部門は、今年度好調にスタートを切ったものの、数式ベースの価格設定に影響を及ぼす原料価格の低下やスポット市場における競争の激化の煽りを受け、前期よりも販売量が落ち込み、売上が低下しました。年初からの堅調な業績を維持しているコーティング事業部門は、当期も安定した販売量と売上を達成し、ヨーロッパとアジアにおいて市場成長を上回る業績を挙げ、市場シェアを拡大しています。

建設業界と自動車業界で見通しが不透明な状況が続いているにも関わらず、当期パフォーマンスケミカルズ部門は、第1四半期からの堅調な業績を維持することができました。当期スズ中間体事業部門は、世界的な競争の激化、値下げ、ヨーロッパにおける物流の問題に影響を受け、需要の落ち込みに苦しみましたが、錫インゴット価格の高騰が売上の追い風となりました。PVC事業部門は引き続き、強気な価格設定とお客様の予測不能な購買パターンからの圧力に苦しむことになりました。経済状況が緊迫しているにも関わらず、ポリウレタン事業部門と熱可塑性ポリウレタン(TPU/SPU)事業部門は、安定した原料価格に支えられ堅調な収益を達成しました。TPUの輸出売上が予想以上に成長したことも追い風となりました。

当期を通して、地政学的な制限、規制変更、中国の景気回復の鈍化などマクロ経済の要因が需要に影響を及ぼし続けました。また、アメリカの通商政策を中心とする不確実性の高まり、為替変動、中国からの輸出の増加が、特にアジアとヨーロッパの主な市場での競争の激化につながりました。引き続き供給の過剰が利益率への圧力となることから、今後全体的な経済成長の鈍化が見込まれ、需要が見通しを下回る水準で推移することが予測されます。下期を通して、SONGWONは世界の発展を絶えず注視していきます。また、新たに生じる課題を乗り越え、お客様への安定した供給を維持できる立場にあるという自負を維持していけるよう取り組んでいく所存です。

2025年第2四半期のレポートは、以下のリンクよりダウンロードいただけます。
www.songwon.com/investors/reports-publications