- 当期の連結総売上:2,586億1,600万KRW
- 当期の売上総利益率:6%
- 当期純利益:16億9,700万KRW
ウルサン・韓国 – 2025年11月13日 – SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2025年第3四半期の決算を発表しました。当期、当グループの連結売上は、前年同期(2,857億7,900万KRW)比9.5%減の2,586億1,600万KRWとなりました。当期の売上総利益率は、13.6%(前年同期:17.6%)で、当期純利益は、16億9,700万KRWとなりました。
2025年の年初からの9か月間(2025年1月1日~2025年9月30日)の当グループの連結売上は、前年同期(8,150億5,200万KRW)比1.9%減とわずかに落ち込み、7,997億7,700万KRWで着地しました。純利益は50億7,300万KRW、売上総利益率は前年同期(2024年1月1日~2024年9月30日)の16.5%を下回る14.3%となりました。
| 単位は百万 KRW | 第 3 四半期 | 9月までの累計 | ||||
| 2025 | 2024 | ∆% | 2025 | 2024 | ∆% | |
| 売上 | 258,616 | 285,779 | -9.5% | 799,777 | 815,052 | -1.9% |
| 売上総利益 | 35,189 | 50,203 | -29.9% | 114,559 | 134,505 | -14.8% |
| 売上総利益率 | 13.6% | 17.6% | 14.3% | 16.5% | ||
| 営業利益 | 5,391 | 22,163 | -75.7% | 24,920 | 50,710 | -50.9% |
| EBITDA | 15,373 | 31,608 | -51.4% | 55,397 | 79,617 | -30.4% |
| EBITDA (%) | 5.9% | 11.1% | 6.9% | 9.8% | ||
| 金利税引前利益 | 4,075 | 21,599 | -81.1% | 23,436 | 49,132 | -52.3% |
| EBIT (%) | 1.6% | 7.6% | 2.9% | 6.0% | ||
| 当期純利益 | 1,697 | 11,492 | -85.2% | 5,073 | 28,729 | -82.3% |
当期も依然として、世界の化学業界は不安定な状況に見舞われ、厳しい市場変動の影響が、SONGWONの業績全体に及ぶ結果となりました。当期インダストリアルケミカルズ部門の売上は、1,875億1,700万KRWと前年同期(2,161億1,500万KRW)を下回り、9月までの累計売上も前年同期(2024年1月1日~2024年9月30日の累計売上:6,157億1,600万KRW)比4.7%減の5,866億6,900万KRW)で着地しました。当期パフォーマンスケミカルズ部門の売上は、前年同期(696億6,400万KRW)比を上回る710億9,900万KRWとなり、9月までの累計売上も前年同期(2024年1月1日~2024年9月30日の累計売上:1,993億3,600万KRW)比6.9%増の2,131億800万KRW)となりました。
インダストリアルケミカルズ部門は、当期も引き続き、弱気な市場状況、競争の激化、ヨーロッパにおけるエネルギーコスト高、米国の貿易措置によるアジア市場への影響の煽りを受ける結果となりました。一方で、価格設定の改善、原料価格の低下、有利な為替効果が影響軽減の追い風となりました。当期、添加剤事業部門では、アメリカでの需要の落ち込みに加え、製品ポートフォリオからヒンダードアミン系光安定剤(HALS)を除外したことにより受注量が減少しましたが、価格上昇、有利な為替レート、製造コストの削減がプラスに働き、売上高と利益率は共に概ね計画水準を維持しました。当期、燃料&潤滑剤事業部門を取り巻く市場環境は厳しかったものの、顧客からの安定した需要に支えられ、受注量は堅調に推移しました。
一方で、数式ベースの価格設定、地政学的要因、アメリカの貿易措置、依然として続く中国の景気回復の鈍化が向かい風となり、売上は前年同期比でわずかに落ち込みました。上期堅調な業績を維持していたコーティング事業部門は当期、主に自動車および建設業界からの需要の低下と依然として続く市場における値下げ圧力の煽りを受け、受注量と売上の低下に見舞われました。
パフォーマンスケミカルズ部門は、厳しい市場状況が続いているにも関わらず堅調な業績を維持しました。当期スズ中間体事業部門では、日本とEMEAでの需要低下、他地域における競争の激化、依然として続く世界規模の物流課題が主なマイナス要因となり、受注量が低下しましたが、錫インゴット価格の高騰が寄与し、当期を通して売上は堅調に推移しました。PVC 事業部門は当期も引き続き、韓国と日本からの需要低迷が続いたものの、業績全体の向上につながっているEMEAでの堅調な成長を後ろ盾に、SONGWONの市場シェアを守り、新たな商機の開拓を推進しました。ポリウレタン事業部門と熱可塑性ポリウレタン(TPU/SPU)事業部門は当期、依然として続く景気後退による韓国での需要低迷にも関わらず、海外での堅調な売上をプラス材料に計画通りの業績を達成しました。
SONGWONは、季節的な要因、世界的な需要の鈍化、供給が需要を上回っている業界の現状が下押し要因となり、2025年第4四半期も引き続き苦戦を強いられると見込んでいます。また、例年通り実施される顧客による年末の在庫調整により、これらの問題に拍車がかかることが予測されていることに加え、顧客の慎重姿勢や、リードタイムが短縮傾向にあることも手伝って、見通しを予測することが困難な状況にあります。年間の受注量は前年をわずかに下回るものの、価格の改善とコスト効率の向上により、売上高と売上総利益は共に横ばいに推移することが予測されます。先日発表されたサウジアラビアのOPS(ワンパックシステム)製造施設への新規建設投資など戦略的な取り組みが、今後の成長の足がかりとなると期待しています。SONGWONは、戦略的優先事項を実行しオペレーションのアジリティを維持することで、自社の市場での地位強化、長期的な価値創出、顧客及び市場の進化するニーズへの対応を目指していきます。
第3四半期報告書は、https://www.songwon.com/investors/reports-publications からダウンロードできます。