SONGWON Industrial Group、2025年第1四半期の決算を発表

  • 第1四半期の総売上高:2,757億5,300万KRW
  • 売上総利益:407億4,300万KRW
  • 純利益:48億5,700万KRW

ウルサン・韓国 – 2025513 SONGWON Industrial Group(www.songwon.com)は本日、2025年第1四半期の決算を発表しました。当期の収益は前年同期(2,557億5,200万KRW)比7.8%増となる2,757億5,300万KRWで着地しました。売上総利益は、前年同期(391億3,400万KRW)比4.1%増となる407億4,300万KRWとなりました。一方純利益は、韓国でのSONGWONの事業運営に影響を及ぼした同国大法院の判決を受けての人件費の上昇と依然として続く利益率への圧力が主な向かい風となり、前年同期(66億6,200万KRW)を下回り48億5,700万KRWとなりました。

単位は百万 KRW 1四半期
2025 2024 %
売上 275,753 255,752 7.8%
売上総利益 40,743 39,134 4.1%
売上総利益率 14.8% 15.3%
営業利益 10,937 12,130 -9.8%
EBITDA 21,957 22,215 -1.2%
EBITDA (%) 8.0% 8.7%
金利税引前利益 11,543 11,629 -0.7%
EBIT (%) 4.2% 4.5%
当期純利益 4,857 6,662 -27.1%

2024年から続くマクロ経済の情勢に加え、貿易摩擦など世界的に不安定な状況が依然として事業環境に影響を及ぼしていたにも関わらず、SONGWONは本年度好調なスタートを切りました。当期を通して堅調に推移した需要に支えられ、インダストリアルケミカルズ部門は、前年同期(1,927億8,500万KRW)比8.0%増となる2,081億3,300万KRWの連結売上を記録しました。当期はパフォーマンスケミカルズ部門も堅調な業績を達成し、連結売上は、前年同期(629億6,700万KRW)比7.4%増となる676億2,000万KRWとなりました。

インダストリアルケミカルズ部門にとって当期は、非常に安定した需要が追い風となっただけでなく、前期に比べ海上交通路の輻輳が緩和されたこともプラスに働いたこともあり著しく好調な四半期となりました。ポリマー添加剤事業は、競争が激化する事業環境であったにも関わらず、当期の収益にプラスの影響を与えた安定した需要、そして新事業によるSONGWONの市場シェアの拡大を後ろ盾に堅調な業績を達成しました。当期、燃料&潤滑剤事業部門の収益は、底堅い需要と物流のリードタイムと在庫の改善が上押し要因となり、前年を上回りました。コーティング事業部門は、継続的な供給の過剰や激しさを増す価格競争といった問題が続く中、前期の季節的な低迷を覆し、当期は収益と受注量の両方を伸ばし、堅調な業績を達成しました。

パフォーマンスケミカルズ部門は、見通し通り、旧正月と現地の経済的圧力がマイナスに働き需要低迷に見舞われましたが、回復力を発揮し、好調な業績で当期を締めくくりました。スズ中間体事業部門は、受注量、収益共に前期を下回りましたが、前年同期を上回る結果となりました。錫インゴット価格の高騰と為替が有利に働いたことに加え、新事業が上向き要因となり、売上と利益率が上がり、市場シェアが拡大しました。当期を通してPVC事業部門は、韓国の建設市場の低迷、需要の落ち込み、強きな価格設定の煽りを受けましたが、韓国での事業回復と他の地域での新たな商機の出現により、当期の終わりに向け、わずかな改善が認められました。アジアの大型連休、国内の景気後退、為替圧力がマイナス要因となり、業界全体で需要が低迷したポリウレタン事業部門と熱可塑性ポリウレタン(TPU/SPU)事業部門にとって当期は苦しい四半期となりました。

2025年は引き続き激化する価格競争、供給の過剰、経済の不安定な状況が続き、市場は依然として厳しい状況に見舞われるとSONGWONは見込んでいます。需要は業界予測と一致することが期待される一方、世界の規制の変更、新たな貿易関税の導入可能性、不安定な受注パターンが市場ダイナミクスをさらに混乱させる可能性があります。こういった向かい風に関わらず、SONGWONは長期的な成長の推進と持続可能な価値の創造に注力しつつ、お客様のニーズを満たし、自社の事業運営を状況に適応させ、効果的なコスト管理と業務効率を通して競争力を強化することに全力で取り組んでいきます。