サウスコ・ジャパン ノイズや振動を低減する小型回転式ラッチの新製品 「R4-10ロータリラッチ」を発表

機械要素技術展において日本市場に向けた注力製品を展示紹介

サウスコ R4-10ロータリーラッチ

[大阪]  2015年6月18日 – ロック、ラッチ、ファスナ、ヒンジ、ポジショニングテクノロジーや電子アクセスなど各種アクセスソリューションの世界的なリーディングサプライヤーである米サウスコ社の日本法人・サウスコ・ジャパン株式会社(大阪市此花区/代表取締役 渡邉哲哉)は、産業機械やエンクロージャ(コンピュータやサーバの筐体など)のドアロックに利用される回転式ラッチについて、ゴム製バンパーを組み込み開閉時のノイズや振動を低減する「R4-10ロータリラッチ」を発表した。またサウスコ・ジャパンでは、来る6月24日から東京ビッグサイトで開催の「機械要素技術展(同社ブース:東36-1)」に出展し、同新製品の展示紹介を行うと共に、ポジショニングテクノロジーや電子アクセスソリューションなど日本市場における注力製品を展示紹介する。

サウスコのR4-10はラッチの回転機構部にゴム製のバンパーを組み込むことで、ドアやパネルの開閉動作によって発生する振動やノイズを低減可能な小型設計のロータリラッチ製品である。本製品はゴム製バンパーでラッチ内の隙間を埋めることで、金属部品同士の接触によって生じる振動を抑えると共にノイズを低減する。R4-10ロータリラッチにはロック機構別に、一段階でロックするシングル・タイプおよび2段階でロックするツーステージ・タイプの2種類の製品が用意されている。ツーステージ・タイプは不完全なラッチ動作を防止できるため、より高いセキュリティ性能を発揮する。

高強度でコンパクト設計のR4-10ロータリラッチは、ドアやパネル内のわずかなスペースに搭載可能なため、外部からラッチを隠すことができる。このためラッチが破壊行為の標的になりにくくなり、安全性の強化に寄与する。また本製品には耐食鋼が用いられているため過酷環境での使用に適合し、各種産業分野における様々なアプリケーションに利用可能である。さらに、サウスコの機械式および電気式アクチュエータと組み合わせることで、ロータリラッチシステムを構築することができる。

機械要素技術展ではR4-10ロータリラッチに加え、以下をはじめとする各種製品が展示紹介される。

AV-D30 チルト/スイベル/スイングアーム(Aシリーズ)

AV-D30 チルト/スイベル/スイングアーム(Aシリーズ)

ポジショニングテクノロジー
AV-D30 チルト、スイベル、スイングアーム(Aシリーズ)
AV-D30 チルト/スイベル/スイングアーム(Aシリーズ)は、効率的な位置決め機能を備えた一体型のディスプレイアーム製品である。本製品は安定したトルクおよび使いやすい位置決め機能を特徴とし、フルチルト、スイベル、スイングの各調整が可能。AV-D30は結合部の正確な動作制御によって、締めたり緩めたりの頻繁な調整が不要となり、ディスプレイを安全かつ確実に固定することができる。本製品は12インチから23インチのモニターに対応するVESA規格に適合している。主な用途は産業機械、建設機械、医療用タッチスクリーンやカートなど。

R4-EM 8シリーズ 電子ロータリラッチ

R4-EM 8シリーズ 電子ロータリラッチ

電子アクセスソリューション
R4-EM 8シリーズ 電子ロータリラッチ
R4-EM 8シリーズは回転式ラッチ機構をDCモータで駆動させる高効率で堅牢性に優れた電子ロータリラッチである。本製品は様々なキャビネット設計に対応する柔軟性を持ち、ドアやパネルに内蔵可能なため破壊行為を防止できる。R4-EM 8シリーズは電子制御システムと統合することで、電子ロックや遠隔監視アプリケーションとして利用することができる。主な用途は輸送機器、エンクロージャ、医療機器医、自動販売機など。

サウスコは25,000点以上の標準製品と75,000点以上のカスタム/特注製品を提供している。2013年11月1日には日本法人としてサウスコ・ジャパンを開設し、日本市場における営業、カスタマーサービス、技術サポート、物流管理や販売業務を開始し、迅速な顧客対応を提供している。