ソンウォン、熱可塑性ウレタンの第2生産ラインを建設

  • グローバル戦略の一環として、生産能力を年産7,000トンから12,000トンに増強
  • ワイヤ&ケーブルおよびフィルム&シート用途に向けた、最先端TPU押出グレードの広範なラインナップ
  • 実績ある専門知識と信頼性を基盤とした、革新的な製品の継続的な開発に対する強いコミットメント

ウルサン・韓国 – 2017年10月10日 – ソンウォンは、グローバル戦略の一環として、熱可塑性ウレタン(TPU)の第2生産ライン建設に着手しました。この第2生産ラインは韓国・水原市(Suwon)のスウォンプラント内に建設され、2017年第4四半期の稼働開始を予定しています。これにより同社のTPU生産能力は年産7,000トンから12,000トンに増強されます。

熱可塑性ウレタンの第2生産ラインを建設ソンウォンは、ウレタン分野において35年以上にわたる製造および販売の実績を持ち、TPU、インクバインダーおよび軟質包装用ラミネート材に使う接着剤などの分野については韓国のリーディングカンパニーです。同社はアジア、ヨーロッパ、北米に販売拠点を有しており、技術的に高度なカスタマイズされたウレタン製品の幅広いポートフォリオを提供することによって、さらなるグローバルビジネスの拡大を計画しています。

この新たな生産ラインによって、ワイヤー&ケーブルおよびフィルム&シート用途に向けた、より幅広いTPU押出グレードの製造が可能となります。

ソンウォンでパフォーマンスポリマー事業のリーダーを務めるキュヨル・リー(Kyuyeol Lee)は、「ソンウォンは、継続的なイノベーションに注力しています。私たちは豊富な研究開発力、業界に関する知識、製造における経験を活用することで、画期的なTPU製品の開発と生産に取り組みます。スウォンプラント内に増設される第2生産ラインは、TPU製品に対する市場の需要に応えると共に、世界中のお客様が最終製品に求められる要件へ容易に適合できるよう支援いたします。」と話しています。

ソンウォンは、2016年にドイツで開催されたK展において新たなTPUソリューションを紹介して以来、さらなる研究開発に取り組んでおり、最近では、優れた耐ブロッキング性を有するTPU樹脂「SONGSTOMER P-8185 AI」を発表しています。SONGSTOMERP-8185 AIを用いて製造されたブローフィルムは、卓越した高強度に加え、摩耗、油、燃料、溶剤および高温に対する優れた耐性を備えています。これらの特性は、自動車シートなどの過酷な要求特性が求められる用途に適しています。

TPUはソンウォンにおける主要な事業分野であり、新製品や新技術の開発が進められています。