ソンウォン、伊SABO社との提携関係を強化

ウルサン・韓国 – 2017511日 – 世界第2位のポリマー添加剤メーカーであるソンウォン(www.songwon.com)は、ヒンダードアミン光安定剤(HALS)の開発と製造のグローバルリーダーである伊SABO SpA(www.sabo.com)との提携関係をさらに強化することを発表しました。

両社は2012年に、世界のポリマー産業におけるポリマー添加剤事業のリーディングサプライヤとしてのポジション確立を目指す双方の長期戦略プランに基づき、長期販売提携を結びました。これによりソンウォンは、両社が成長市場として期待する欧州外の市場において、SABO社のヒンダードアミン光安定剤(HALS)の独占的なグローバルディストリビュータとなりました。欧州内のHALS市場に向けた販売に関しては、両社がそれぞれ独立して事業を展開しています。

また両社は互いの技術と専門性を共有し、革新的かつ高性能な光安定剤製品など、顧客の要望に沿った次世代ソリューションの開発も進めています。これまでの5年間において、両社のパートナーシップはますます強固なものとなっています。

さらにソンウォンとSABOは、自動車業界に向けた新しい光安定剤としてSABO®STAB UV 228 50PP光安定剤およびSABO®STAB UV 229 50PP光安定剤を開発し、市場参入を図っています。どちらの製品も標準的なUV安定剤よりも優れた性能を発揮し、表面品質や着色防止および光沢といった品質要件が求められるバンパーをはじめとした自動車の外装および内装部品に最適です。

ソンウォンのグローバルテクニカルサービス&アプリケーション開発担当リーダーであるトーマス・シュムッツは、「この共同開発による最新ソリューションは、自動車業界のお客様に対して、より少ない添加量、VOC排出量とフォギングの低減を実現すると共に、これまでと同等の光安定性能を提供します。」と話しています。

この戦略的パートナーシップを基に、ソンウォンとSABOは今後も引き続き共同開発を進めていきます。これにより両社はイノベーションの可能性を強化すると共に、業界の要求に対する的確な対応および世界各地域の顧客ニーズを満たすことができます。

ソンウォンでポリマー安定剤ビジネスユニットリーダーを務めるエレナ・スカルトリッティは、「ソンウォンとSABOはお客様が直面している課題を深く理解しており、これらの課題克服に向けて私たちは開発に取り組んでいます。」としており、加えて「私たちは強力なパートナーとの良好な協力関係を継続することで、市場への浸透を加速し、光安定剤の収益性を向上すると共に、次世代ソリューションの開発を促進してまいります。」とコメントしています。

ポリマー添加剤ビジネスユニットのグローバル・ヘッドであるアルベルト・ヴィシェチは、「SABOでは、ソンウォンのチームと進めている共同作業の全分野において、その進展にとても満足しています。」としており、また「私たちは、引き続き両社間の革新的なシナジー効果を活用し、世界中のお客様に向けてさらなる価値を生み出していくことを楽しみにしています。」と話しています。