ソンウォン、 米国子会社のSongwon Additive Technologies Americas社は 米ヒューストンのOPS製造プラントを2013年4月に稼働開始

Songwon Additive Technologies Americas社、米ヒューストンにおいて2013年4月より初期製造能力7,000トン/産のOPS製造プラントを稼働開始。(写真提供:松原産業)

Songwon Additive Technologies Americas社、米ヒューストンにおいて2013年4月より初期製造能力7,000トン/産のOPS製造プラントを稼働開始。(写真提供:松原産業)

米テキサス州ヒューストン  2013年3月25日 – 世界トップクラスのプラスチック用酸化防止剤等の化学品メーカーであるSongwon Industrial Group(松原産業株式会社、本社:韓国ウルサン市、CEO:朴 鍾昊(パク・ジョンホー)、以下Songwon)は、米国子会社であるSongwon Additive Technologies Americas社が、米ヒューストンに製造プラントを新設し、本年4月よりOPS(ワンパック・システム)の製造を開始すると発表した。ヒューストン・プラントの初期製造能力は年産7,000トンである。同社は2011年に独グライツ Additives Technology Greiz (ATG)のOPS事業に投資しており、2012年から年産能力を14,000トンへと倍増させている。

本ヒューストン・プラントはSongwonのグローバルOPS戦略の一環であり、この戦略はSongwon Industrial Group(www.songwon.com)とサウジアラビア・パンガルフホールディング・カンパニーおよびアブダビ・ポリシスインダストリーによって設立されたSongnox® OPS製品の製造販売を行う合弁事業によって推進されている。OPS製品は、数種の添加剤を混合して粉塵の出ないペレット状にしたもので、熱可塑性樹脂材料の成形やコンパウンドに多くの利点を提供する製品である。

また、Songwon Additive Technologies AG社とポリシスインダストリー社は、新会社 Polysys Additive Technologies ME を設立する意向を発表しており、この新会社はアブダビ・Kizad(Khalifa Industrial City of Abu Dhabi:ハリーファ工業地帯)に製造能力年産7,000トンのOPS(ワンパック・システム)製造プラントを新設し、2014年第1四半期の稼働開始を予定している。

Songwon、OPSオペレーション担当副社長のダグ・エクセルは、「北米のポリマー産業は、シェールガスの登場に伴うエネルギーコストの低減によって力強い回復を見せています。数年前には合理化が叫ばれていた北米のポリオレフィン産業は、今では拡大基調に転向しています。ヒューストンのOPS製造施設は、産業の拡大に伴い増加するお客様ニーズに応えられる絶好のタイミングで稼働を開始します。当社は、ポリマー安定剤材料の一貫生産体制に裏付けられた安心の供給体制に加えて、今回新たな供給能力を実現したことで、ポリマーメーカーのお客様にさらなる価値を提供してまいります。」とコメントした。

Songwonグループの会長 兼CEOおよび執行委員会ヘッドである朴 鍾昊(パク・ジョンホー)は、「今回の投資は、Songwonにとっての新たな一歩です。Songwonは世界中のポリマー産業に対して様々なソリューションの提案を継続してまいります。Songwon Additive Technologies AG社は、世界中のOPS製造ネットワークを加速する目的で設立されました。同社は、世界各施設において全く同じ製法によって製造された、広範なOPS製品を提供してまいります。」とコメントした。