インドでソルベイのベラデル® PESUの新規生産ラインが操業開始

20191017日、アルファレッタ(米国ジョージア州)ソルベイはインドのパノリ工場でベラデル®ポリエーテルサルホン(PESU)の新たな生産ラインの操業を開始しました。主としてヘルスケア水処理産業からの、この高機能熱可塑性材料の莫大な需要に対応するために、ソルベイは現在、生産能力の向上に乗り出しています。

この生産能力の向上は、サルホンポリマーの生産能力を向こう5年間で35パーセント引き上げるという、ソルベイが2017年に発表した計画の一環です。この計画には、米国オハイオ州のマリエッタおよびジョージア州オーガスタにあるソルベイのポリマーおよびモノマーの生産拠点への設備投資やプロセス最適化も含まれています。

「ソルベイのサルホンポリマーの事業が年々拡大を続けていることは、世界各地のお客様からソルベイによるサービスと供給安定性という点で、長期的な信頼を得るということであり、今後も水処理産業やヘルスケアのような急成長市場における弊社の主導的地位はますます高まるはずです。この新たな生産ラインによって、さまざまなサルホンポリマー製品をアジア、欧州、米国に供給する能力が強化されます」と、ソルベイのスペシャルティポリマーズ・グローバルビジネス・ユニットの最高責任者、Mike Finelli氏は述べています。

ソルベイのパノリ工場では、キータスパイア®ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)およびアバスパイア®ポリアリールエーテルケトン(PAEK)のベースレジンも製造しています。ベラデル®ポリエーテルサルホン(PESUレーデル®ポリフェニルサルホン(PPSUユーデル®ポリサルホン(PSUといったソルベイのサルホン系ポリマー製品は、ヘルスケア、航空宇宙、自動車、水処理、エレクトロニクス、消費財、建設など、要求の厳しい多様な業界で利用されています。

®アバスパイア、キータスパイア、レーデル、ユーデル、ベラデルはソルベイ社の登録商標です。