ローディア、メルにある工場でのシクロペンタノン生産に投資

2011年3月3日 – ローディアはシクロペンタノン*生産設備に投資し、香料市場における主導的な地位を強化いたします。

メルの工場に大きな投資をすることで、生産設備の信頼性を高め、顧客サービスの向上が可能となります。このことにより、成長率の高いこの事業における市場の獲得、新規顧客開拓の手段がさらに増えるものと期待しております。

この決定は、この地方の雇用維持という重要な性質も持っており、中間体の鍵となるこの製品の生産では世界のトップ企業であるローディア社アロマパフォーマンス事業部の継続性を強化するものであります。
本事業のマネージャー、ヴァンサン・ラジョットは、この工場への投資は、弊社の生産方法の確実性と安全性の向上につながり、世界中のお客様により一層満足していただける質の高いサービスを提供できるだろう、と語っております。

解説
*メチルジヒドロジャスモネート(MDJ)製造工程の主要な中間体であるシクロペンタノンは、レモンのように爽やかでジャスミンの花のような香りの源となる成分で、ファインフレグランス、製薬、農芸化学、電子部品の分野でよく使用されています。

ローディア・アロマパフォーマンスについて:
アロマパフォーマンス社はローディアグループのジフェノール及びフッ素中間体事業を展開しております。この事業は三部門に分けられ、Rhovanil®とRhodiarome®の商標で販売しているバニリンとエチルバニリンを主軸とする食品及び香粧品香料、食品加工、医薬、電子材料用途製品の中間体及び分子、さらに建築、自動車、一般向け衛生ケアなどの末端市場用ポリマーや石化事業で使用されるモノマー安定剤や重合コントロール剤の部門があります。