Phoenix Contactの産業用途向けRaspberry Piケースの販売を開始

  • 高品質なDINレール取り付けエンクロージャにより、産業用途におけるRaspberry Piベースのコンピューティングを統合

日本、2016年12月8日 – 電気・電子部品、産業用部品の通信販売会社、アールエスコンポーネンツ株式会社(日本法人本社:神奈川県横浜市、代表取締役:横田 親弘)は、ワンボードコンピュータ「Raspberry Pi」の産業分野での利用に向けたPhoenix Contact(フエニックス コンタクト、本社:ドイツ)製ケース「RPI-BC DINレール取付用エンクロージャ」(RS品番:122-4298、122-4299)の販売を開始しました。この新たなハウジング・システムは高い保護性能に加え、Raspberry Piコンピュータの機能を強化する優れた拡張性を提供することで、産業用途での要求事項を満足します。

Phoenix Contactの産業用途向けRaspberry Piケースの販売を開始Phoenix Contact製RPI-BC DINレールエンクロージャは、Raspberry PiモデルA+、B+、およびPi 2、Pi 3モデルBを収納できます。本ケースを使用することで、複数のRaspberry PiコンピュータとI/Oモジュールのセットアップが可能となり、DINレールへも簡単に取り付けられます。またHBUSコネクタを使用することで、他のモジュールとのバックプレーン化を実現します。また本ケースは広範な拡張性オプションを備えており、Raspberry Piと同じハウジングにパーフボード(ユニバーサル基板)や単体のPCBを挿入し、ピン・ストリップ・コネクタを使用してHBUSへ接続するといった使い方ができるなど、柔軟性および利便性の向上に向けた機能拡張が可能となります。

このハウジング・システムでは、底部ラッチを利用して DINレール取付以外にも、ねじによる壁面取付を簡単かつ短時間に実現します。また本ハウジングはDIN 43880に対応しており、この規格化されたハウジングは欧州向の分電盤用に最適です。本ケースを利用することで、GPIOシリーズの端子台によるセンサ接続やPTSMコネクタによる電源接続も可能です。Raspberry PiのmicroSDカードは、システムに装着された状態でも簡単に挿抜ができます。

現在Phoenix Contact製品としては、ハウジング下部(DINレールおよび壁面取付用)、底部ラッチ、ハウジング上部、ハウジングカバーおよびRaspberry Piボードを保持するための基板ホルダなどのRPI-BCハウジング・システムが提供されています。これらのコンポーネント(ハウジング下部とハウジング上部)は、当社にて別売で提供しています。すべての部品はライトグレー色のポリカーボネート製で、IP20規格に準拠しており、−40°Cから+105°Cと広い動作温度範囲を実現しています。

当社では、パーフボードおよび互換PCB接続に向けたアダプタ、ソケット、ピンストリップなど、Phoenix Contact製の各種RPI-BCアクセサリを幅広く取り揃えています。

Phoenix Contact製品は、当社オンラインサイト「RSオンライン」(http://jp.rs-online.com)にてご購入いただけます。

また、当社では商品をお客様へ可能な限り素早く届けることに努めており、国内在庫品は通常翌日配達、海外在庫品は通常4営業日配達を行っています。