Intel® Joule™(インテル ジュール)開発プラットフォームの販売を開始

  • IoTアプリケーションの開発者およびOEMを対象とした高性能な開発キット

日本、2016年11月21日 – 電気・電子部品、産業用部品の通信販売会社、アールエスコンポーネンツ株式会社(日本法人本社:神奈川県横浜市、代表取締役:横田 親弘)は、11月21日より、Intel(インテル、本社:米国)の新たな開発プラットフォーム「Intel® Joule™(インテル ジュール)」(RS品番:123-9801)の販売を開始することを発表しました。

Intel Joule開発プラットフォームの販売を開始Intel Jouleは、カメラシステム、ロボティクス、ドローン、産業用IoT、VR、マイクロサーバ、AR(拡張現実)等のコンセプトの実験・開発に最適な新プラットフォームで、次世代の産業用安全メガネ、ソーシャルロボット、特定用途向けキャリアボードといった、条件の厳しいエッジコンピューティング用途に理想的な製品です。

Intel Jouleプラットフォームは、4Kビデオのキャプチャと表示が可能なIntel HD Graphicsおよび大容量メモリを小型の低消費電力パッケージに収めたSystem-on-Module(SOM)デバイスです。このプラットフォームは既製のソフトウェアおよびハードウェアを利用可能で、様々なOS、ライブラリ、入力機器などに柔軟に対応できます。これにより、開発・試作から量産製造までの期間短縮を低コストで実現します。またIntel JouleプラットフォームはIntel® Atom™プロセッサーをベースとしていることから、初期コンセプトの設計から大量生産に至るまで、低コストで優れた拡張性を提供します。

Intel Jouleプラットフォームは、構成の異なる2製品が提供されます。1つは「Intel Joule 550xコンピュートモジュール」で、64ビット1.5 GHzクアッドコアのIntel® Atom™プロセッサーT5500、3 GB LPDDR4 RAM、8 GB eMMCメモリを搭載しています。もう1つは、より高性能な「Intel Joule 570xコンピュートモジュール」で、2.4 GHzで動作可能なIntel® Burst Technologyを採用した64ビット1.7 GHzクアッドコアIntel® Atom™プロセッサーT5700、4 GB LPDDR4 RAM、16 GB eMMCメモリを搭載しています。開発キットには、本モジュールに加えて、拡張ボード、micro-SDカード、2つのWi-Fi®アンテナ、ヒートシンクおよび留め具が含まれます。

どちらも、USB 3.0、GPIO、I2C、UARTなど複数の高速物理インターフェイスに加えて、Wi-Fi®(デュアルバンドMIMO)およびBluetooth® 4.1を備えています。さらにIntel Jouleプラットフォームは、Intel® RealSense™深度認識カメラ・テクノロジーをサポートしているため、高度なカメラシステムを構築できます。

Intel Jouleプラットフォームは、IoTアプリケーションで必要とされるセキュリティ機能を備えたオープンソースのLinuxベースOS(Reference Linux OS)のほか、Ubuntu/Ubuntu Core(Snappy)やMicrosoft® Windows® 10 IoT Coreなどが利用できます。

今回取り扱いを開始するIntelの「Intel Joule」は、当社オンラインサイト「RSオンライン」(http://jp.rs-online.com)にてご購入いただけます。

また、当社では商品をお客様へ可能な限り素早く届けることに努めており、国内在庫品は通常翌日配達、海外在庫品は通常4営業日配達を行っています。