「Raspberry Pi」の国内生産モデルを販売開始

  • 信頼の国内製造ラインモデルで産業機器やエンタープライズニーズに対応

日本、2016年11月10日 – 電気・電子部品、産業用部品の通信販売会社、アールエスコンポーネンツ株式会社(日本法人本社:神奈川県横浜市、代表取締役:横田 親弘)は、ワンボードコンピュータ「Raspberry Pi」シリーズの国内生産モデル「日本製Raspberry Pi 3 Model B (ラズベリー・パイ スリー モデル ビー、以下日本製Raspberry Pi 3)」(RS品番:123-9470)の150個セットの販売を2016年11月10日から開始することを発表しました。これは、今年3月にリリースされたRaspberry Pi 3 Model Bの日本国内製造版になります。これにより、産業機器などへの組込みに必要な製造管理への対応が容易に行えるようになります。

Raspberry Piの国内生産モデルを販売開始イギリスのラズベリー・パイ財団がプログラミング教育用教材として開発した「Raspberry Pi」は、名刺サイズのワンボードコンピュータです。低コスト・省スペース・豊富なソフト資産が評価され、2012年3月の販売開始以来、世界累計販売数1,000万台を突破、教育・研究用途はもちろん電子機器開発の試作用途にまで活用の場を広げました。昨今では「試作だけではなく実製品へ組み込みたい」とのニーズが高まっていましたが、従来の海外製造ラインでは国内の厳しい製造管理要求に対応することができませんでした。

今回リリースした日本製Raspberry Pi 3は、日本国内の実績豊富な製造業社にて製造管理を行っています。これにより、国内の各種管理要求に柔軟に対応できるようになり、ユーザ製品への組込み販売を容易に行えるようになります。サイネージ、組込み機器、産業機器、IoT端末など、幅広いエンタープライズソリューションでRaspberry Piを組込み部品として活用することが可能となります。

「Raspberry Pi 3」はクアッドコアARM Cortex-A53(64bit・1.2GHz)MCUを搭載した、小型で軽量のARMベースのボードコンピュータで、フォームファクター(ボード形状)、40ピンGPIO、4基のUSBポート、フルHD対応のHDMI端子、10/100 Mbpsイーサネット端子、3.5mmオーディオ/コンポジットビデオ端子、カメラ(CSI-2)とディスプレイ(DSI)のインターフェース、micro SDカードスロットに加えて、Bluetoothおよび無線LAN機能を標準で備えています。また日本製Raspberry Pi 3には、これまでのRaspberry Piシリーズと同様に特定無線設備に関する技術基準適合証明のマーク(技適マーク)が付いています。

日本製Raspberry Pi 3の販売情報は以下の通りです。

製品内容: 日本製Raspberry Pi 3 モデルB(RS品番:123-9470、150個セット)
販売開始: 2016年11月10日
販売方法: RSオンライン(http://jp.rs-online.com)による通信販売
商品ページ: http://jp.rs-online.com/web/p/products/1239470/
※販売価格は商品ページをご参照ください。
その他Raspberry Pi関連商品: http://jp.rs-online.com/web/generalDisplay.html?id=raspberrypi

また、日本製Raspberry Pi 3 モデルBの発売に合わせまして、Raspberry Pi 3をより快適に使っていただくために、2.5A対応の黒色ACアダプタ(RS品番:121-5944)の販売も2016年11月10日に開始します。このACアダプタは、1個からの購入が可能で、電気用品安全法に基づくPSEマークも表示されています。

なお、当社では商品をお客様へ可能な限り素早く届けることに努めており、国内在庫品は通常翌日配達、海外在庫品は通常4営業日配達を行っています。