日精樹脂工業、自動車関連および容器・雑貨向け用途を念頭に 大阪のプラスチック展へ最新のハイブリッド式成形機を出展実演

ハイブリッド式射出成形機「FNX80Ⅲ-12A」

ハイブリッド式射出成形機「FNX80Ⅲ-12A」

日精樹脂工業㈱(社長・依田穂積、本社・長野県埴科郡坂城町)は、4月20日から23日まで、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催される「プラテックス大阪2016」において、国内において好調を維持している自動車関連ならびに容器・雑貨向け用途を念頭に、ハイブリッド式射出成形機による展示実演を行います。

今回の出展は、ハイブリッド式成形機と低圧成形工法による問題解決型提案営業で新規顧客の開拓、さらに、透明・肉厚成形の実演により、近畿・中国地区における自動車部品や医療・化粧品関連顧客へのアピールを目的としています。

出展機種概要
ハイブリッド式射出成形機「FNX80Ⅲ-12A」

本機は、Xポンプ搭載ハイブリッド式射出成形機「FNX-Ⅲシリーズ」の型締力792kN(80トン)タイプ。

会場では、当社独自の低圧成形用アプリケーションソフト「N-SAPLI」を用いて、歪が少なく高品質なレンズ(材料はPMMA樹脂)の4個取りを成形実演します。

本機では、ハイブリッド機ならではの「極低速射出+長時間保圧」性能のほか、「N-SAPLI」によって成形品の残留応力が緩和されるとともにガス排出効果も高まることから、レンズや肉厚製品におけるヒケやソリ、歪み等の成形不良の低減、品質の向上を図ることができます。

ハイブリッド式成形機の特長は、油圧式の良さ(直圧型締の耐久性、メンテナンスフリー、長寿命、低コスト)と電気式の良さ(省エネ、高速射出、高応答性、高再現性)を併せ持っている点で、精密・薄肉成形から肉厚成形まで幅広い成形領域をカバーする、トータルバランスに優れた成形機です。

主な特長は、
(1)消費電力を当社油圧機比最大55%削減(電気式とほぼ同等の省エネルギー性能)。また、アイドリングストップ機能を搭載。
(2) 射出速度が1mm/sの極低速から高速領域までワイドレンジで、かつ低速・低圧領域における安定性に優れる。
(3) 射出速度および射出圧力とも優れたリニア性を確保。
(4) 電動式成形機に比べ、高い射出保圧を長時間維持できる優れた射出保圧性能。
(5) 常に設定値通りの安定した型締力を伝達し、温度変化などの外乱にも強い直圧型締機構を搭載。
(6) モニタ画面を大型化し、2画面表示が可能な高機能コントローラTACTⅣを搭載。高付加価値ソフトを多数搭載し、操作性の向上と品質・生産管理機能を強化。  などです。

当社展示ブースは、F01。

[日精樹脂工業広報]
この件に関するお問い合せ
担当:経営企画部 小井土
電話:0268(81)1014
本社:長野県埴科郡坂城町南条2110