Moxa、超低消費電力でデバイスへのリモート接続に適した産業用LTEゲートウェイ「OnCell 3120-LTE-1シリーズ」を発表

産業用LTEゲートウェイ「OnCell 3120-LTE-1シリーズ」を発表台湾、台北、2020年3月11日 – 産業用通信およびネットワーキングのリーディング・カンパニーであるMoxaは、遠隔地にあるシリアル・デバイスやイーサネット・デバイスをセルラー・ネットワークに接続可能な「OnCell 3120-LTE-1」コンパクト・セルラーLTEゲートウェイを発表しました。OnCell 3120-LTE-1シリーズは、省電力設計、-30~70°Cの広範な動作温度、セキュアなVPN通信、革新的なGuaranLinkテクノロジーによる信頼性の高いセルラー接続といった特長を備え、LTEネットワークでの中断のない接続を保証し、IIoTでのリモート・アクセスを必要とするさまざまな環境でアプリケーションを容易に展開できるようになります。

さらに本製品は、MoxaのパワフルなOnCell Central Managerソフトウェアをサポートしているので、複数のセルラー・ネットワーク上の多数のOnCellセルラー・ゲートウェイを容易に構成し、管理することができます(リモートからの再起動やファームウェアのアップグレードの実行など)。

低消費電力でソーラー・バッテリーでの動作が可能
OnCell 3120-LTE-1シリーズは、デバイスがアイドル状態のときに消費電力を抑えるためのスタンバイ・モードが2種類用意されており、ソーラー・バッテリーを使用して動作することができます。スリープ・モードでは、消費電力を2ワット未満にまで減らし、SMSまたは事前に設定したスケジュールでの復帰をサポートしています。一方、休止モードでは、消費電力をさらに40ミリワット未満にまで抑え、事前に設定したスケジュールでの復帰をサポートしています。

中断のない接続とセキュアな無線接続
コンパクトなOnCell 3120-LTE-1ゲートウェイは、ベース・ステーションが応答しなくなるなどの、セルラー接続に関する問題を検出するために設計されたMoxa独自のGuaranLinkテクノロジーを採用しており、接続を回復するためのリカバリ・プロセスが自動的に実行されます。VPN通信は、OpenVPN、GRE、IPSecといった、サイト間接続のセキュリティ・プロトコルをサポートしており、マスター・モードでもクライアント・モードでも利用できます。そのため、2つのネットワーク間でのセキュアな接続を簡単に確立して、データのセキュリティを向上させることができます。さらに、IEC 62443規格に基づきセキュリティ機能が強化されたこれらのゲートウェイは、総合的なネットワークの保護も提供します。

OnCell 3120-LTE-1シリーズの特長

  • 低消費電力で、ソーラー・バッテリーを使用するアプリケーションに最適
  • GuaranLinkテクノロジーで中断のないセルラー接続を実現
  • IPSec、GRE、OpenVPNプロトコルによるセキュアなVPN接続
  • 危険な環境での使用に適した耐久性に優れたハードウェア設計(ATEX Zone 2/IECEx)
  • デュアルSIMのサポートによりセルラー接続の冗長性を確保

産業用セルラー・ゲートウェイのOnCell 3120-LTE-1シリーズの詳細については、以下のページをご覧ください。
https://japan.moxa.com/product/OnCell-3120-LTE-1-Series.htm