Moxa、産業分野におけるサイバーセキュリティ課題の克服に向けた産業用ネットワーク防御ソリューションを発表

台湾、台北、2019年11月12日 – 産業用通信およびネットワーキングのリーディング・カンパニーであるMoxaは、OT(運用技術)とIT(情報技術)の両面における産業用ネットワーク保護に特化した、産業用ネットワーク防御ソリューションを発表しました。産業用ネットワーク分野では包括的なサイバーセキュリティ・ソリューションを求める声が高まっており、Moxaは本ソリューションによって、こうした市場ニーズへの対応を進めます。Moxaの産業用ネットワーク防御ソリューションは、多層防御戦略に不可欠な構成要素であるIPS(侵入防御システム)などのIT向けのクリティカルなサイバーセキュリティ・テクノロジーを搭載しているほか、既存の産業オペレーションを維持したままOTネットワークをサイバー脅威から保護できるよう特別な調整が施されています。

Moxa、産業用ネットワーク防御ソリューションを発表システムの可用性は、多くの場合、OTシステムに関する最も重要な検討事項となっています。そのためネットワーク運用者は、より効果的で周囲への影響が少ないアプローチを見つけ出し、オペレーションにおけるサイバー脅威や攻撃を防御すると共に、システムの可用性を最大限確保したいと考えています。昨今のサイバーセキュリティ・インシデントの多発を受け、各国政府は種々の法規制を制定し、電力、エネルギー、交通、そして重要度の高い製造業といった業界に対し、産業用制御システム、とりわけクリティカルなネットワーク・インフラに向けたサイバーセキュリティ対策の実装を求めています。また製造業界の各企業は、収益の減少や風評による悪影響を回避するため、産業用ネットワークのセキュリティ強化に着手しています。こうした事情を背景に、産業用ネットワークのセキュリティは重大な懸念事項となっており、OT部門とIT部門が協力して総合的なソリューションを導入する必要性が生じています。

Moxaの産業用ネットワーキング事業グループでゼネラル・マネージャーを務めるSamuel Chiuは、次のように述べています。「Moxaでは、OTとIT両分野の専門技術を合わせて活用することが、産業用ネットワーク防御ソリューションを構成する最適なアプローチであると考えています。Moxaは、産業用ネットワーキングおよびプロトコルの専門技術について業界内から高く評価いただいており、このたび産業用ネットワーク・インフラの強化に向け、OTとITを統合したセキュリティ・ソリューションを発表いたしました。このソリューションは、産業用ネットワークに防御機能を追加すると共に、ネットワークの可視化や潜在的な脅威の検出をはじめとするネットワーク保護を実現します。」

Moxaは産業用ネットワーク・セキュリティに対する需要の高まりを予測し、これまで産業用ネットワーキング・デバイスに多くのリソースを投入し開発を進めてきました。こうしたデバイスの例としては、IEC 62443規格に基づく強力なセキュリティ機能を搭載したセキュア・ルータや、Ethernetスイッチなどが挙げられます。これらの製品に加えてMoxaでは、IPS(侵入防御システム)などのIT技術を盛り込んだ産業用ネットワーク防御ソリューションを開発しており、さらに今回、産業用アプリケーション分野に向けて同ソリューションの提供を開始します。本ソリューションを用いることで、お客様はOTネットワーク内部もしくはインターネットを経由したネットワーク上の悪意ある振る舞いに対し、効果的な検出および阻止が可能となります。

Moxaの産業用ネットワーク防御ソリューションには、「EtherGuard(産業用IPS/IDS)」、「EtherFire(産業用次世代ファイヤーウォール)」、「MXsecurity(セキュリティ管理ソフトウェア)」が含まれています。これらは全体として以下の機能を提供します。

  • 先進的なネットワーク保護
    IPS/IDSテクノロジーを産業用ネットワークに展開することで、ユーザーはインターネット・ワームのブロッキングや封じ込めが可能な上、ホワイトリストとセグメンテーションを通じたトロイ攻撃の可能性を最小化できるため、重要資産の保護が可能となります。
  • OTITの統合
    MoxaのPacketGuardテクノロジーは、広く利用されている産業用プロトコルを認識し、侵入行為などネットワーク運用の妨害につながるネットワーク上の悪意ある振る舞いを阻止することができます。
  • 一元的なセキュリティ管理
    サイバー活動を一元的に把握する機能を通じて、ユーザーは問題をフィルタリングし、EtherFireとEtherGuardに向け仮想パッチを自動的に提供して、ネットワーキング・デバイスに対する更新と保護を現在から将来にかけて維持することができます。

Moxaの産業用ネットワーク・セキュリティ事業部でプロダクト・マネージャーを務めるLi Pengは、次のように述べています。「Moxaはコネクティビティ製品のポートフォリオを内蔵型のセキュリティ機能によって発展させ、お客様がセキュアなネットワーク・インフラを構築できるよう支援します。Moxaは産業用ネットワーキング分野の強固な基盤を活かし、新しい産業用ネットワーク防御ソリューションという形で、OT分野のお客様に総合的なOT-ITセキュリティ・プラットフォームを提供します。Moxaは今後もさまざまな産業用アプリケーションを対象に、ユーザーの需要に応えるソリューションの開発を続けてまいります。」

Moxaの産業用ネットワーク防御ソリューションの中核的な構成要素であるEtherGuard、EtherFire、MXsecurityは、2020年の第1四半期より提供が開始される予定です。Moxaの産業用ネットワーク・セキュリティ・ソリューションの詳細については、www.moxa.com/Securityをご覧ください。

Moxaの産業用ネットワーク・セキュリティについて

Moxaは産業用環境のコネクティビティ保護に取り組んでおり、セキュア・ルータやEthernetスイッチをはじめとするセキュリティを強化したネットワーキング・デバイスの開発に注力しています。さらにMoxaは、産業用ネットワークに対するサイバー脅威の高まりを受け、産業用ネットワーク防御ソリューションによってネットワーク・セキュリティ製品のポートフォリオを拡充しました。このソリューションは、当社のテクノロジー・パートナーであるTXOne Networksと共同開発したものです。TXOne NetworksはMoxaとトレンドマイクロによる合弁会社であり、MoxaのOT分野の経験とトレンドマイクロのIT分野の経験を結集し、先進的なテクノロジーの構築に活かすことで、産業分野におけるセキュアなオートメーション・アーキテクチャーを実現します。