Moxa、Open Invention Networkコミュニティへの加盟を発表

台湾、台北、2019年7月25日 – Moxaは、特許不可侵を推進する史上最大のコミュニティであるOpen Invention Network(OIN)にコミュニティ・メンバーとして参加したことを本日発表しました。産業用モノのインターネット(IIoT)環境に対応した産業用エッジ・ツー・クラウド接続ソリューションやコンピューティングの提供で世界をリードするMoxaは、産業用ネットワーキングと通信における高度な応用を実現すべく、オープン・ソース・ソフトウェア(OSS)に貢献していくことを表明しています。

Open Invention Networkの最高経営責任者(CEO)であるKeith Bergelt氏は、次のように述べています。「IoTが消費者向けの新たな製品やサービスの先駆者となるなら、産業生産の改革において同じ役割を果たすのがIIoTです。多くのIoTやIIoT用プラットフォームでは組み込みLinuxを採用しており、それらのデバイスから生成される大量のデータは、Linuxを搭載したx86マシン・サーバー上で実行されるHadoopなどのOSSソリューションを使って処理されています。IoTやその主要イノベーションはオープン・ソースに大きく依存しているのです。我々は、OINへの参加と、Linux及び関連のオープン・ソース技術での特許不可侵に対する支持を表明したMoxaのリーダーシップに大変感謝しています。」

Moxaの最高技術責任者(CTO)であるPeter Kohlschmidtは、次のように述べています。「IIoTによって、生産性の向上、業務の効率化、顧客の選択肢の拡大など、産業界でできることが様変わりしつつあります。その中で当社は、Linuxと関連のオープン・ソース・プロジェクトがIIoTの進展に欠かせない重要な構成要素になると考えています。IIoTの成功は、数多くの垂直産業で広く普及しているセンサーやデバイスをつなげ、管理できるかどうか、産業規模で効果的にデータの演算を実行できるかどうかにかかっています。当社は、これらの活動の遂行を可能にする革新的な産業グレードのLinuxディストリビューションを開発することにより、お客様を支援してまいります。OINへの参加を通じて、セキュリティ、信頼性、持続可能性に優れた、相互運用可能な産業グレードのオープン・ソース・プラットフォームを構築すると共に、特許権を行使しないことの誓約に従ってOINをサポートする取り組みで貢献していきたいと考えております。」

OINコミュニティでは、Linuxシステムに関連する特許をロイヤリティ・フリーで互いにクロスライセンスすることで、核となるLinux技術及び関連のオープン・ソースの技術における特許不可侵を推進しています。OINが所有する特許は、Linuxシステムに対して特許権を主張しないことに同意するどの組織にも同様にロイヤリティ・フリーでライセンスされます。OINとのライセンス契約はオンライン(http://www.j-oin.net/)上で行うことが可能です。


Open Invention Networkについて
Open Invention Network(OIN)は、特許不可侵を推進する史上最大のコミュニティであり、オープン・ソース・ソフトウェア(OSS)の重要な要素であるLinuxを特許権侵害訴訟から守ることを目的としたものです。Google、IBM、NEC、Philips、Red Hat、Sony、SUSE、Toyotaの出資により設立されたOINは、3,000を超えるコミュニティ・メンバーを擁し、保有する世界的特許(出願中含む)の数は1,300件以上にのぼります。OINの特許ライセンスとメンバー間でのクロスライセンスは、OINコミュニティの全参加者にロイヤリティ・フリーで提供されます。