Moxa、ioThinx 4500シリーズのコントローラーとI/Oが「レッド・ドット賞:プロダクトデザイン2019」を受賞

台湾、台北、2019年7月2日 – Moxaは、ioThinx 4500シリーズのコントローラーとI/Oが、55カ国のデザイナーやメーカーによる5,500以上のエントリーの中から「レッド・ドット賞:プロダクトデザイン2019」を受賞したことを発表しました。レッドドットデザイン賞の審査チームは、「ioThinx 4500シリーズの優れたイノベーションを支えているのは、取り付けに関するシンプルでありながらもスマートな設計思想だ。この思想のおかげで、時間と労力が大いに節約できる」と、コメントしています。今回の受賞では、Moxaが常にお客様の立場から製品開発を進めている点が高く評価されました。これらの製品はユーザー志向の設計によって、IA(Industrial Automation)エンジニアやITエンジニアが自身のプロダクトを広範囲のアプリケーションで利用可能となります。

ioThinx 4500シリーズ「レッド・ドット賞:プロダクトデザイン2019」を受賞I/Oデータを迅速かつ安全にクラウドへ

産業用IoT(モノのインターネット)につながるフィールド・デバイスの数がますます増える中、これらの「モノ」すべてをインターネットに接続するニーズが生じています。さらにこうした接続性を維持し続けると共に、不意の停止が発生した際も、ITエンジニアに再起動の手間をかけさせないネットワーク・デバイスが重要視されています。すべてのI/Oアプリケーションにとって最も重要な要素はデータですが、データを利用するためには、まずそのデータをあらゆるタイプの産業用センサーやデバイスから抽出しなければなりません。これは多くの場合、エンジニアリング・リソースが必要な手間と時間のかかる作業です。Moxa産業用データ取得・制御事業部プロダクトマネージャーのオースティン・リン(Austin Lin)は次のように述べています。「MoxaのioThinx 4500シリーズは、IIoT対応のモジュラー型コントローラーおよびI/Oであり、プログラミング言語機能、クラウドへの接続、精密制御を可能とする高い演算力、システム全体にわたるサイバーセキュリティを特徴としています。IIoTアプリケーションに向けて作られた、コンパクトかつインテリジェントでセキュアなioThinx 4500 IIoTコントローラーおよびI/Oは、I/Oからクラウドへのコネクティビティを提供し、ITとOTにおけるプロトコルの融合を実現します。」

ioThinx 4533 IIoTコントローラー

・ クラウドへのコネクティビティ:製品に内蔵されたAzure/AWS/Alibaba SDKライブラリを利用することで現場のデータをクラウドに保存でき、またOPC UAに対応しているためSCADAとの容易な接続が可能です。

・ 精密制御:リアルタイムOSを利用しアプリケーションの設定に優先順位を付けることで、制御とコンピューティングのバランス調整を単一のデバイスで実現できます。

・ プログラミング言語:PythonやC/C++など、さまざまなプログラミング言語に対応しています。

・ システム全体にわたるサイバーセキュリティ設計:ハードウェア、OS、ライブラリ層に体系的なセキュリティ保護を適用し、ユーザーがサイバーセキュリティの脅威を軽減できるよう支援します。

ioThinx 4510 IIoTモジュラーリモートI/O

・ クラウドへのコネクティビティ:わずかな手順を踏むだけでクラウドに接続できるMQTTプロトコルをサポートしています。プライベートクラウドでのデータ管理にWeb HMIやNMSを利用している場合、それぞれに対しRESTful APIとSNMPを使った接続が可能です。

・ 自動再設定:単純な変更をいくつか実施する際には、再設定の必要がありません。変更したいモジュールの調整のみを行い、他の機器には特別な作業が不要です。

・ サイバーセキュリティ:CIA(機密性Confidentiality、完全性 Integrity、可用性Availability)のコンセプトに従い、IEC 62443レベル1に適合したセキュアな設計が採られています。

ioThinx 4500シリーズ「レッド・ドット賞:プロダクトデザイン2019」を受賞ioThinx lloTスターターキットが利用可能

ioThinx IIoTスターターキットには、IT/OTクラウド・アプリケーションの設定とテストに必要なものがすべて揃っています。このキットにはIIoTリモートI/Oの基本製品であるioThinx 4510が1台と、IIoTアプリケーション用I/Oボード1枚が同梱されています。配線が不要なため、数回の簡単な手順でMQTTやRESTful API、SNMP、Modbusによる接続の設定が可能です。