日本モレックス、最大15Aの電源供給に対応する「0.35mmピッチSlimStackバッテリーシリーズ」基板対基板用コネクターを発表

2020年7月8日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:李 在薰)は、最大15Aの電源供給に対応する「0.35mmピッチSlimStackバッテリーシリーズ」基板対基板用コネクターを発表しました。

0.35mmピッチSlimStackバッテリーシリーズ基板対基板用コネクターを発表モレックスのSlimStackバッテリーシリーズは、電源ピンと信号ピンの両コンタクトを備えたコンパクトなハイブリッドコネクターであり、電源コネクターに信号用ラインを組み込むことで省スペース化を実現しています。このたび発表された0.35mmピッチ製品は、リセプタクル(211175)とプラグ(211176)で構成されており、嵌合高さ0.70mmの低背・省スペース設計です。本製品は最大15Aの電源供給に対応し、小型化および高電流化が求められるモバイル機器および医療機器の電源用途に適合します。

また本製品は、アーマーネイルと呼ぶ金属製カバーを装備しています。このアーマーネイルは頑丈な嵌合ガイドとしての役割に加えて、電源供給用の接続端子としての機能も有しています。電源供給用の接点部は、柔軟なアームスプリングおよび2箇所の接点が設けられているため、ねじりに強くより高い接触信頼性を維持します。さらに基板実装時にはフィッテイングネール(基板実装面)としての役割も果たすことで、強固な基板保持力を実現します。

0.35mmピッチSlimStackバッテリーシリーズの主な特徴

  • 頑丈な嵌合ガイドとして、幅の広いアライメント(位置合わせ)によって容易で確実な嵌合を実現
  • 2個所の接点をもつデュアルコンタクト設計での高い接触信頼性を提供
  • アーマーネイルが基板実装面のフィッテイングネールとしても機能することで、強固な基板実装保持力を確保

本コネクターは、スマートフォン、タブレットPC、ウェアラブルデバイス、ポータブルオーディオ、ポータブルナビゲーション機器などのモバイル機器、患者モニタリング、治療および外科などの医療機器といった用途に適しています。

詳しい情報は、弊社ウエブサイトwww.japanese.molex.com/link/slimstack.htmlをご覧下さい。