日本モレックス、最大5つ同時接続可能なEtherNet/IP用ゲートウェイ製品「EtherNet/IP-Modbusシリアルゲートウェイ」を発表

2018年5月29日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、Modbus(モドバス)シリアルプロトコル上でPLC(プログラマブルロジックコントローラ)とフィールドデバイスを接続するEtherNet/IP用のゲートウェイ製品「EtherNet/IP-Modbusシリアルゲートウェイ」を発表しました。

EtherNetIP-Modbusシリアルゲートウェイを発表EtherNet/IP-Modbusシリアルゲートウェイの利用に際しては特別なトレーニングや経験、従来型の複雑な設定ツールが不要なため、迅速な導入と費用効果の高いソリューションを提供します。

Modbusは米Modicon社がPLC用に開発した通信プロトコルで、産業用電子機器の用途で広く利用されています。近年、産業用IoTの実現に向けたインダストリー4.0が急速に進展しています。モレックスのシリアルゲートウェイは現在および将来に向けたオートメーションインフラに適した製品です。

EtherNet/IP-Modbusシリアルゲートウェイの主な特徴

  • 最大5つ同時にEtherNet/IP接続でき、複数のEtherNet/IPデバイス(PLC、HMI、IPCなど)とプロセスデータを共有可能
  • EtherNet/IPシリアルマスタまたはスレーブとして動作し、EtherNet/IPシリアルデバイスの制御やModbusシリアルPLCへの接続が可能
  • Modbus TCPクライアントおよびサーバーからのシリアルデータ交換が可能で、シリアルEtherNet/IPやメッセージのシリアル送受信など、さまざまな作業モードに対応
  • 外部の構成ツールを用いることなく、ウェブサーバーを通じた最大100のEtherNet/IPシナリオを構成可能
  • LEDによる診断機能を備え、オンサイトの診断・モニタリング機能はウェブ経由でも可能

本製品は、自動車組み立てラインや資材搬送などのFA用途、廃水処理、食品産業、石油・ガス、医薬品などのプロセスコントロール用途のほか、ロボットコントローラ、複合機械やCNC装置といった機械製造用途に適しています。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト http://www.japanese.molex.com/link/ethernetip.html をご覧下さい。