日本モレックス、ターミナル位置固定機構を備えた「Micro-Fit TPAコネクターシステム」に、2列リセプタクル製品とケーブルアセンブリー製品を追加

2017年8月2日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、端子の確実な位置決めを可能にするターミナル位置固定(TPA)機構を備えたコネクターシステム「Micro-Fit TPAコネクターシステム」に、従来の1列リセプタクル製品に加えて新たに2列リセプタクル製品およびケーブルアセンブリー製品を追加しラインアップを拡充した。

Micro-Fit TPAコネクターシステムの製品を拡充モレックスのMicro-Fit TPAコネクターシステムは、ハウジングに組み込まれたTPA機構によって、端子が正しい位置に設置されない限り閉じることができない。これにより、端子の確実な位置決めおよび二次ロック機構を備えた本システムは、端子の抜け落ちを防止する。

新たに追加された2列TPAリセプタクル製品のピッチは3.00mmで、ツーピース型のリテーナーを採用しており、最大12極までの対応で、14~24極までの極数展開も検討している。本リセプタクルの最大定格電流はMicro-Fit 3.0コネクターと同じく8.5Aであり、インターフェース各側面の接点は完全に絶縁されているため、アーク放電のリスクもない。

またMicro-Fit TPAケーブルアセンブリーはIPC(Association Connecting Electronics Industries)規格に加えて、2011/65/EU RoHSにも準拠しており、ISO/TS16949認定施設で組立てられていることから、自動車産業で求められている各種の業界基準にも対応する。

既存のMicro-Fit 1列および新たな2列TPAリセプタクルは、すべてのMicro-Fit 3.0ヘッダーおよびプラグ・ハウジングとの互換性を持つ。これにより、従来製品に対しても設計変更などの大幅な改訂や追加投資を行うことなく、新しいTPA設計が導入できる。モレックスの1列および2列TPAリセプタクル製品は、ワイヤー・プロセッサー、家電、自動車といった各種産業分野において、柔軟な設計と迅速な実装を可能にする。

Micro-Fit 1列/2列TPAリセプタクルおよびケーブルアセンブリーの詳細については、http://www.japanese.molex.com/link/microfit30.html をご覧ください。