日本モレックス、過酷環境用途に向けた「光アセンブリおよびアダプター」を発表

要件の厳しい航空宇宙および防衛用途に対応した新しい製品ソリューション

光アセンブリおよびアダプター

光アセンブリおよびアダプター

2015年11月24日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、航空宇宙や防衛といった過酷環境用途に向け、堅牢な金属製ハウジングを用いた「産業用光ケーブルアセンブリおよびアダプター(レセプタクル)」を発表した。本製品は10月26~28に米フロリダ州タンパで開催された防衛用通信に関わる展示会MILCOMにて紹介された。

モレックスの産業用光ケーブルアセンブリは、NEMA 6P および IP67防塵・防水性能を持ち、3軸内部LCコネクターフロートを備えることで、様々なメーカーの小型プラガブル(SFP)アクティブデバイスに直接嵌合が可能である。プラグとレセプタクルコネクターは業界標準であるODVAに準拠しており、他のコネクターシステムとの併用時にも性能と互換性を保証する。ハウジングには、屋外向けの堅牢な金属製ハウジングに加え、屋内および重量に制限のある用途に向けたプラスチック製ハウジングも取り揃えられている。

モレックス、グローバルプロダクトマネージャーのマーク・メータスは、「モレックスの新しい金属製ハウジング産業用光ケーブルアセンブリおよびアダプターは、過酷な環境である航空宇宙・防衛用途において、例えば有線・無線戦術通信機器、定置式通信塔間のリンク、耐環境測定機器、屋外セキュリティシステムといった過酷環境用途に適しています。」とコメントした。

モレックスでは新たな相互接続システム開発における設計者のニーズの変化を検証している。設計者の多くは筐体サイズの小型化に伴い、トランシーバー用ケージを基板端へ設置し、外側のケーブルアセンブリを直接アクティブデバイスに嵌合できるように設計を施している。

モレックスの相互接続システムは内部のLCコネクターにX、Y、Z軸フロート機構を有し、複数種のデバイスに対応するほか接続整合性を保持する。また金属製ハウジング産業用光ケーブルアセンブリ、アダプターおよびレセプタクルは、パネルカットアウト部およびプラグからレセプタクルの表面を強固に密封しており、屋外環境でも高い耐久性を発揮する。

産業用光ケーブルアセンブリおよびアダプターに採用した金属製コネクターハウジングは、GR-486で規定される極限環境における塩霧暴露試験をクリアしており、様々な条件の過酷環境下における耐久性を有している。また、密封パネルフィードスルー設計バージョンは、エンクロージャー内部または外部の保持用ジャム(低)ナットにより、容易な取付と耐タンパおよび耐環境性を有している。

アセンブリとアダプターの作動温度範囲は-40C ~ +85Cで、屋外および屋内用途に利用できる。

産業用光ケーブルアセンブリ、アダプターに関する詳しい情報は、弊社ウエブサイト
http://www.japanese.molex.com/link/opticalindustrial.html をご覧下さい。
モレックスの航空宇宙・防衛産業向けソリューションについては、
http://www.japanese.molex.com/industry/military.html をご覧ください。