日本モレックス、 最高+125°Cの温度環境に対応し、1ブレードあたり34.0Aを供給可能な 7.50mmピッチ電源用コネクターシステム「Super Sabre™」を発表

Super Sabre™ 電源用コネクターシステム

2015年6月24日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、高電流への対応が求められる乗用車や商用車、医療機器、データコム、産業制御といった各種用途に向け、電線対電線用および電線対基板用の電源用コネクターシステム「Super Sabre™」を発表した。

Super Sabreは直交型PCBヘッダー(172042)、ライトアングルPCBヘッダー(172043)、メス圧着ターミナル(171825)、オス圧着ターミナル(171826)、リセプタクルハウジング(172672)、プラグハウジング(172673)から構成される電源用コネクターシステムであり、電線対電線および電線対基板の双方の接続方式に利用できる。本コネクターシステムは、最高+125°C(USCAR-2、level 3相当)の温度環境に対応し、1ブレードあたり34.0Aの電源供給に対応する。

Super Sabre電源用コネクターシステムはワイヤサイズ10~12 AWGに適合し、無鉛ウェーブ半田およびリフロー半田工程にも対応している。また、銀メッキを施した高伝導性の合金ターミナルを採り入れることで、フレッティング腐食の発生を抑えることができる。さらに本コネクターシステムは、4つの独立した電気接触ポイントを持つフラットブレードターミナル設計に加え、冗長性および二次的な電源接触ルートを確保することで、長期にわたる高性能と信頼性を提供する。

Super Sabre電源用コネクターシステムの主な特徴

  • 両嵌合サイドが完全に隔離されたターミナル設計によって、損傷や断線を防止
  • ポジティブラッチおよびターミナルポジションアシュアランス(TPA、ターミナル位置決め)機構によって、ターミナルの後方ズレを防止
  • オプションのUL1977およびUL60950「フィンガーテスト」適合ブレードによって、多くの民生用途における安全要件に対応

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/supersabre.html をご覧下さい。