日本モレックス、小型で高気密性能を発揮する 「ハーメティック(高気密)丸型マルチファイバーMT光アセンブリー」を発表

ハーメティック丸型マルチファイバーMT光アセンブリー

2014年10月30日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、優れた高気密性能を業界最小サイズで実現する光ファイバー製品「ハーメティック(高気密)丸型マルチファイバーMT光アセンブリー」を発表した。

ハーメティック丸型マルチファイバーMT光アセンブリーは、厳しい天候条件、高標高や高気圧などの極限環境に対応し、システムの信頼性向上に貢献する。こうした極限環境においては機器故障が発生しやすく、通信環境に重大な影響を及ぼす懸念がある。

ハーメティック密封は、こうした課題に応えるものだが、過去には様々な制約があった。モレックス、グローバルプロダクトマネージャーのマーク・メータスは、「光ファイバー接続におけるハーメティック密封は、本来、大型かつ1チャンネルのみの用途に限定され、高密度、小型化や多チャンネル化には対応していませんでした。業界トップレベルの気密性を実現したモレックスのハーメティック丸型マルチファイバーMT光アセンブリーは、過酷環境下で長期に渡りシステムの信頼性確保が求められる用途に対して、非常に高い気密性能を提供します。」とコメントした。

ハーメティック丸型マルチファイバーMT光アセンブリーは、12~24本の光ファイバーを1つの小型コネクター内に収容し、ディスクリート型ファイバー(1ファイバーにつき1コンタクト)設計を採用した競合製品に比べ専有面積が小さく抑えられている。

本アセンブリーは、-40°C~70°Cの温度範囲に対応でき、航空宇宙、鉱業、石油&ガス探査、産業プロセス制御、医療など、様々な環境条件に対応すると共に高圧シール性能が求められる用途に適している。

ハーメティック丸型マルチファイバーMT光アセンブリーの主な特徴

  • フラットリボンケーブル12~24本に対応し、データ伝送を最大化するマルチファイバーMTインターフェースおよび業界最高クラスのファイバー数に対応する小型ハーメティック密封設計は、省スペース性を重視する高密度コントロールパネルに最適
  • 1気圧あたり密封度 1×10-6 ヘリウム(He) cc/秒
  • コネクターハウジングには耐久性と耐食性に優れたステンレスを採用
  • 高耐衝撃性、より高い密封性能が求められる用途に向けたコンジット式ファイバー保護オプションが利用可能
  • シングルモードおよびマルチモードオプションが利用可能

詳しい情報は、弊社ウエブサイトwww.japanese.molex.com/link/hermeticsealed.html をご覧下さい。