日本モレックス、 PoE+ 12ポート(2×6)および8ポート(2×4)を備えた 「RJ45マグネティックジャック」を発表

IEEE802.3に準ずるギガビットイーサネットに対応し、
ネットワーク接続機器に最大30Wの電力を供給

PoE+ ギガビット マルチポート マグネティックRJ45モジュール

2014年10月27日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス合同会社(本社:神奈川県大和市、社長:梶 純一)は、同社マグネティックジャック製品の対応用途を拡大するため、マルチポートバージョンの「PoE+ ギガビット マルチポート マグネティックRJ45モジュール」を発表し、ラインナップを拡充した。このたび発表したRJ45モジュールは、12ポート(2×6)および8ポート(2×4)バージョンが取り揃えられ、高ポート数のギガビット対応スイッチやルーターをターゲットとし、ギガビットクラスのデータ供給とネットワーク接続機器へのPoE+ 30W電力供給が可能である。

モレックス、プロダクトマネージャーのパット・トゥンは、「モレックスのPoE+ギガビット マルチポート マグネティックRJ45モジュールは、最適化工程および予備試験を経た上で納入されますので、部品取付コストの低減、歩留まりの改善、EMI(電磁干渉)試験の簡素化を図ることができます。」とコメントしている。

伝送能力10/100/1000Mbitのマルチポート マグネティックジャックは、IEEE802.3規格に準拠した業界標準形状であるため導入が容易で、産業用スイッチなどの用途に対して信頼性の高い接続を提供する。また、モジュール内のギガビット マグネティック(巻き線磁気コンポーネント)は、多様なギガビットイーサネット用トランシーバーPHYに対応している。本製品は各ポートに業界標準の2つの単色または2色LEDを装備しているほか、高温環境に対応するコネクターもオプションとして取り揃えられている。

PoEは標準イーサネットケーブルを用いてネットワーク接続機器にデータと電源を供給する技術であり、本技術によって電源設備を別に用意する必要がなくなる。PoE+(IEEE 802.3at)は、産業用スイッチにおいて、ポート毎の電源供給能力を30Wまで拡大するものであり、PoE+標準は上位互換性がありPoE(IEEE 802.3af)機器にも対応する。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/product/magneticmodularjacks.html をご覧下さい。