日本モレックス、 デジタル機器のテスト用途に向け 設計柔軟性の向上と取り付け時間の短縮を実現する SMA型の精密テストコネクターを発表

精密テストコネクター

精密テストコネクター

2013年2月7日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、優れた高周波応答性能が求められる高周波アプリケーションにおいて、設計柔軟性の大幅な向上と、取り付け時間の短縮を実現する精密テストコネクター「73387」と「73252」を発表した。73387および73252精密テストコネクターは最大50GHzのアナログ信号用途で優れたパフォーマンスを発揮し、20Gbpsを超える高速デジタルシステムに最適である。

Molexの精密テストコネクターは、0-80 UNFネジを使用してPCBに締め付ける独自構造のコンプレッション実装を採用しており、基板厚は0.57mmから2.79mmに対応する。これにより従来の様なPCBへのはんだ付けが不要となるため、取り付け時間を短縮できる。また本コネクターはストレート実装設計のため、取り付け位置が基板端部に制限されること無く、任意の場所に取り付けることができる。こうした特徴によって設計柔軟性の大幅な向上が図れることで基板の高密度化が可能となる。

精密テストコネクターの主な特徴:

  • 73387 _ 50GHzアナログ信号用2.4mmバージョン
    テスト機器の2.4mmオス(プラグ)コネクターと結合
    20Gbps超の高速デジタルテストボードに高帯域パフォーマンスを提供
  • 73252 _ 40GHzアナログ信号用2.92mmバージョン
    テスト機器のケーブルやアダプターで一般的に使用される2.92mmオス(プラグ)コネクターと結合
    2.4mmバージョンよりも価格を低く抑えた製品
  • 嵌合インターフェイス2.4mmおよび2.92mmで、ネットワークアナライザケーブルと互換
  • 挿抜500回に耐える丈夫なステンレス製ハウジング

本コネクターは、テストおよび特性評価ボード、リファレンスバックプレーンや高速バックプレーンといったデータ通信およびテレコミュニケーション用途に加え、テストおよび測定装置メーカー、チップメーカー、高速デジタルコネクター・メーカーに最適である。

詳しい情報は、弊社ウエブサイト www.japanese.molex.com/link/precision.html をご覧下さい。