日本モレックス、 コンパクトで高性能なPC通信用 「SST™ DN4 DeviceNet* USBインターフェースモジュール」を発表

2011年8月4日 – 世界トップクラスのコネクターメーカーである米モレックス社の日本法人・日本モレックス株式会社(本社:神奈川県大和市、社長:廣川克巳)は、PC通信用の制御および監視アプリケーションに適したDeviceNet(デバイスネット:FA向けの制御用ネットワーク)インターフェースの新製品「SST™ DN4 DeviceNet* USBインターフェースモジュール」を発表した。

SST™ DN4 DeviceNet* USBインターフェースモジュールは、コンポーネント数を減らした高度なFPGA設計を使用し、製品寿命の延長と信頼性の向上を実現している。本製品はハイスピードUSB 2.0準拠、標準USBメス(Bタイプ)で、ODVA基準(Volume 3、v 1.8)に準拠し適合検査済である。サポートしているオペレーティングシステムおよびドライブは、1) Windows XP/Vista/7 ドライバ 32bit、2) OPCサーバの設定および診断ツールを含むソフトウェアツールをグループ化したコンソール、3) オープンで文書化されたexample Cソースコードによるメモリマップインターフェイスおよびカスタムドライブ開発向けのWindows 32bitである。

米国モレックス本社、グローバルプロダクトマネージャーのマイケル・フレインは、「SST™ DN4 DeviceNet* USBインターフェースモジュールは、DNP PCMCIAカードの機能を継承し、DNPカードとの下位互換性を提供することができます。」と述べている。

本USBインターフェースモジュールの主な特徴

  • DeviceNet*スキャン速度は3~5msで、制御アプリケーション向けのハイパフォーマンスモジュールを実現
  • グループ 2 クライアント(マスター)とサーバ(スレーブ)動作の両機能が要求されるアプリケーションで、これら機能の同時動作が可能
  • ポーリング、ストローブ、チェンジオブステート(COS)および、サイクリック入出力のメッセージングに対応し、DeviceNet*制御スキームに柔軟性を提供
  • クライアント(マスター)モードでのクイックコネクトが可能で、電源投入時のデバイスへのアクセス高速化を保証(500ミリ秒)
  • コントロール・エリア・ネットワーク(CAN)のネットワーク(2A、最大1Mb/秒)およびDeviceNet*ネットワーク(125、250、500KB/秒)での使用に対応し、1台で複数のネットワークをサポート
  • ODVA規格、DeviceNet*関連規格(Volume 3、V.1.8)への適合性試験済。業界規格要件に適合

本製品は、PCシステム、HMI/SCADA ヒューマンマシンインターフェイス、遠隔監視制御や情報取得システム、ロボット、その他機械制御、各種診断等、幅広いアプリケーションに最適である。モレックスのSST DN4 DeviceNet製品に関する詳細情報は、www.molex.com/link/dn4.htmlを参照下さい。
*DeviceNetおよびCIPは、ODVAの商標です。